第23話
気がつくと私はベッドで寝ていた。
窓からは薄明りが差し込んでくる。
夜が明けるころかな……?
ああ、学校から帰ってきて私はそのまま寝てしまったのか……
自分の着ている服を見て思った。
でも、その辺がはっきり覚えてない。
どう帰ってきたのか、何時頃だったのか?
夜の学校を思い出して見た。
私も死のうと思って学校に行った、そこで石井くんの幽霊に会った。
それから教会に入って石井くんと呪いをかけた。
断片的な記憶は、映像と一緒に頭に浮かぶ。
でも具体的なこと、自分がどういうことをしたか細かいことが思い出せない。
今頭に思い浮かんでいる、この記憶でさえ何やら霞がかかっているようで自信がない。
時計を見ると、朝の5時30分。
昨日のことを確かめてみようと思い、急ぎ学校へ行く支度をすると私は家を出でた。
誰かに見られるわけにはいかない、だから誰か来る前に一人で確認しないと。
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