冒頭の部分で、いくつか違和感のある表現がありました。
ですが、淡々とした静謐な語り口と、シリアスなテーマの表現力、説得力、ストーリーの流れやデテイルとか、玄人はだしで素晴らしいなあと感銘を受けました。
ボクも、似た設定と結末の掌編を前に書いたです。
よかったらご笑覧下さい😊💓
https://kakuyomu.jp/works/16816700427496870322/episodes/16816700427496992649
『カイコ録』を読んで、私はすごい感銘を受けました。健三が重視したのは医学の進歩だけど、それよりも、、、彼は愛する妻との関係を疎かにし、最終的にはそのことを深く悔いることになる。この対比でこの話がもっと深く切なく感じました。
健三の最後の願いである「誉れを破り捨てろ、燃やしてしまえ」という言葉は、彼が名誉や功績よりも、人間的な愛と誠実を求めるようになったことを象徴しているようにも思えました。
また、彼の人生は、人間の業の象徴ともいえるものであり、学問や成功を追い求めることがどれほど空虚であるかを教えてくれるものです。
私も彼の人生観を受けて後悔のないように生きたいと考えました。
その一方で、弟子である鹿路が示す忠誠と、最期における葛藤も印象的でした。彼は健三の業績を守ろうとしながらも、最終的には師の痛みを理解し、その心に寄り添おうとする姿が胸を打ちました。
結末での健三の変貌は衝撃的であり、ただの驚愕のためではなく、彼の内面の矛盾とその成れの果てを象徴しているように感じました。功績を超えて、最も大切なのは人間らしい愛と誠実であり、それを最後に悟った健三の姿が強く印象に残りました。
自らの名誉を捨てることを求める彼の叫びは、現代社会にも通じる普遍的なテーマであり、とても深く心に響きました。
そんな勿体無いこと…とは言わないでおきます
この作品は、功績を追い求めることが必ずしも幸福をもたらさないことを教えてくれると同時に、人間として大切にすべきものは何かを考えさせられる作品でした。
健三の人生を通して、私たちにとって本当に大切なのは、名声や成果よりも、周囲の人々との関係や誠実な心であることを改めて考えさせられました。
こんなにも考えさせられる作品をありがとうございます。とてもよかったです
作者からの返信
応援コメントありがとうございます♪
すごく丁寧に読んでくださったことが伝わりました。やはり、自分にとって何が大切で価値を持つものなのかは、人それぞれであり、時代の変遷とともに多様になってきました。そういった内面的なことを、物語としてどうにか表現できないかと考えながら書いた短編でございます。私の伝えたかったことを見事に読み取って表現していただけて、とてもうれしいですっ!ありがとうございました(^^♪
わぁぁ~!
めちゃくちゃ面白い(^◇^)
鬼の仮面が出て来る、と言う結末がすごいです!!
これは続きが気になります(*^-^*)