第82話
今日も見世が開くと昨日の若旦那が来店して、昨日と同じ様な宴席になった。
「どうしたんだい?その髪型?ずいぶん変わってるね」
「変……ですか?」
「いや。似合っていて実に素敵だ」
「うれしい!若旦那が来るかなって思って一生懸命仕上げたんですよ」
「紅若こそうれしいことを言ってくれる」
今日は昨日よりも近い位置に席を設けて飲んだ。
私の脇にはモルが人形のふりをしてちょこんと座っている。
「昨日は久しぶりに楽しかったよ。あんなに楽しいのはいつぶりだろう……そう思ったらおまえに会いたくなってね」
「そうなんですか!じゃあまた楽しく盛り上がりましょう♪」
昨日に続いて「紅若積み」をやることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます