第73話

「どうせなら変わった飲み方しません?」



「変わった飲み方?」



「ちょっと!」



芸者さんと一緒に入ってきた太鼓持ちに声をかける。



「お猪口たくさんとお酒もってきて」



「たくさんって幾つです?」



「とにかくたくさんよ」



運ばれてきたお猪口を四つのお膳に積み上げていく。



「ほう……なにをするんだい?」



「こんなもんでいいかな」



お猪口は小さいからグラスを積み上げるシャンパンタワーみたいな高さにするのは大変だけど、半分くらいの高さにはなったな♪




今日はこれで良し!次は私の身長くらいは積んでやる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る