第43話

髪はアップにした方が良いけど、私の髪はみんな程に長くないから同じように結えない。



だもんでふんわりポニーテールにした。



っていうか、みんなと同じように時代劇のカツラみたいな頭にしないといけないのかな?



それは勘弁だわ……




でもここじゃあ美容院もなければヘアセットに使える道具もない。


なんとかいろいろ考えないと。




「あなたの髪型変わってるのね」



「なかなかよさげでしょ?」



「よさげ?」



「良いでしょうってこと」



「どこの言葉?」



「どこだったかな~ハハハ」



ごまかして答えながら頬に薄く紅を挿した。



こんなもんでいいか。

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