第18話
「バカだなーおめえは。花魁なんて簡単になれるもんじゃねーよ」
「でもなれるんでしょ?」
「ああ?そのためには音曲に読み書きといろいろこっちが教育して育てなきゃいけねー。おめー、どう見ても歳がいってるしな……」
旦那さんは値踏みするように私を見た。
男が若い女好きなのはわかるけど、この私が10代の小娘に負けるとは思えない。
歌舞伎町で「黒髪の悪魔」と呼ばれたこの私が。
ここでの「やりかた」がわかれば後はどうにでも応用できるんだけどな……
「だったらいろいろ私に教えてくれない?絶対に損はさせないから」
「うーん……」
まだ私の歳を気にしてるのかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます