キャバ嬢の話
第5話
実は目が覚めたらこの世界に来ていた。
だからどういう理由、きっかけでここに来たのかわたしにはさっぱりわからない。
私はお客さんたちと温泉旅行に来ていた。
そこでお客さんを先に酔いつぶして、1人で月見酒を楽しみ寝た……
そこまでは覚えている。
しかし目を覚ましたのは外だった。
しかもうす暗くて私は寝るときに着た浴衣のまま。
私の目に入ってきたのは古い町並み。
それも平成とか昭和とかじゃなくて……江戸時代?
「ちょっとなにこれ!!なんなのよ!?」
頭が真っ白とはこのことだ。
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