第4話
私はルックスだけなら誰にも負けない自信があるし、事実、私の虜になった男は数知れず……
そして客とは一度も寝たことはない。
これは吉原に来てからも変わらない。
誰もが恋いに焦がれても手に入れることのできない女。
それが私。
では私がなんで江戸時代の吉原で女郎をやっているのか?
その辺の話しをこれから、吉原での生活も混ぜてしていこうと思う。
それでは「やらずぶったくりの紅若」の花魁王記をとくと御覧じませ……
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