第2話

ここは吉原、真昼間からお猪口をシャンパンタワーよろしく積み上げて上から特級酒をどぼどぼ注ぐ。



「これ面白いんですけど、紅若姐さんが考えたんですか?旦那様もお酒の売り上げが右肩上がりだって喜んでましたよ」



お初が耳打ちする。



「うん!まあね~」



っていうか、ホストクラブでやってたんだけどね。



「ねえ、お魚のお造りも頼んじゃいましょう?」



「そうだな……飲んでばかりなのもな」



「そうそう!またこの前みたいにア~ンって食べさせてあげるから!」



「そうか?じゃあ頼んじゃうかな!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る