紅若
第1話
「グイ!グイ! グイグイよし来い!グイ!グイ!グイグイよし来い!」
お膳に並べたお猪口を次々にぐい飲みするお客さんの横で、私と新造のお初ちゃんでコールと手拍子で盛り上げる。
「ぷはー!飲んだぜ~」
「じゃあもう一本特級酒いっちゃいますぅ?」
「よし!もう一丁行くか!」
気前のいいお客さんでラッキー♪
さっそく特級酒を二本頼んだ。
今日のお客は武蔵屋さんという両替商の旦那様。
「おいおい、一気に二本頼んだのか?」
「だって営業は夕方までですよぉ、今のうちにじゃんじゃん飲まないと!ねっ♪」
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