第18話
スマホがあったら絶対写真に撮ってるのにな……
風に吹かれながら私はしばらく、この新鮮な景色に見惚れていた。
でもやけに男が多いな……
どうも作業を仕切っているのは女の人で、その指示で数人の男の人が働いてるって感じ。
「さあ、若様。戻りましょう」
夫婦に促されたときだった。
山の側から長い口笛が聞こえてきた。
その音を聞いた人たちの間から、言いようのない緊張感を感じた。
「なんか始まるの?」
「若様!急いで家へ!」
「えっ」
夫婦が緊迫した顔で私をさっき目が覚めた家へ戻るように促した。
「わかった」
ただならぬものを感じた私は夫婦に従うことにして足早に歩きだした。
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