第19話
「お急ぎを!野武士の襲撃です!」
夫婦と女の子は私の背中を押すように走り出す。
「野武士?なによそれ?」
「伏せてッ!!」
女の子が後ろから叫ぶと同時に、山の方からいくつも火が飛んできた。
咄嗟に伏せたが私の前にいた何人かが燃え上がる。
尚も木々の間から火が飛んでくる。
目を凝らして見ると、それは弓矢の先に火を点けて燃やしているものだった。
「急ぎましょう!」
伏せていた夫婦が中腰になったとき、炎を纏った矢が私と女の子の目の前で、二人の首と胸に突き刺さった。
「おっかあ!おっとう!」
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