第57話

「そういうことだ!アドルさんがいる限り俺たちは安泰!大船に乗った気でいろ!!」



「そ、そうだな」



「これで安心だ!」



冷や汗を拭いながら幹部たちも笑を見せた。



「さあ、アドルさん、どうぞ」



鯨螺に促されて、アドルもソファーに座る。


その左右に後ろに控えていた女の子が着いた。



「さあ!安心したら飲め飲め!」



鯨螺がグラスを掲げると全員が倣ってから口をつけた。


「良かったなあ~これでおまえたちのことも守ってやれるぞ~」



鯨螺が満面の笑みで隣にいる私の肩を撫でながら言う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る