第75話

木刀と金属バットを持った2人が俺の前後を挟んだ。




前後からの攻撃がほとんど同時にくる。



横に払われるバットを避け、木刀をかわす。




かわしているうちに相手の攻撃も大振りになってくると隙だらけになってきた。




木刀の方に背を向けて金属バットを振り下ろす相手の腕をつかむとそのまま体勢を入れ替えてパンチと肘を叩きこむと口からゴボッと血があふれた。




1人になった木刀の奴はがむしゃらに攻撃してくる。



そいつをすり抜けて腹にパンチ、苦しくて身をかがめたところに頭をつかむとあごに膝蹴りを喰らわせた。




あごを砕いたときに周りを見回すと立っているのは俺達4人だけだった。

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