第74話

そのまま倒れかけた仲間に目をうばわれている奴2人に俺とタツヤ、トシヨシが殴り掛かった。



腹に一発入れてから顔面に膝蹴り。



鼻血とともにうめき声をあげて俺が殴った奴が倒れる。




その横ではタツヤが1人倒していた。




「野郎ォーッ!!」



廻りにいた連中は我に返ったように叫ぶと手に持った凶器を振りかざしてどっと押し寄せた。




「よし!左から潰そうや!」


「あいよ!!」



背中の方からタツヤとトシのやり取りが耳に入る。



左側は任せとけば安心だ。





感覚が研ぎ澄まされて相手の動きがスローに見える。



誰の攻撃でもあたる気がしない。




前後左右からの攻撃をかわして1人ずつ打っ倒していく。




「ハッハー!どんどんこいよ!!」



相手の悲鳴と血のせいでハイテンションになっていく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る