第21話
食べれないなんて関森さんには言えない。
「なにかある?」
「え?」
「その…… 悩んでいることとか、眠れないこととか」
私が答えずにいると
「もしもなにかあれば遠慮なく言ってくれ。スケジュール管理だけがマネージャーの仕事じゃない。可能であればメンタルな部分のケアもしたいんだ」
「ありがとう……」
お礼の後はことばが続かなかった。
マンションについて車から降りるとき関森さんが声をかけた。
「スケジュールはどうにか都合つけたからゆっくり休んで」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます