第8話
「マネージャーの関森さんにも連絡したからすぐにいらっしゃると思うわ」
「関森さんに…… ありがとう」
その後、私が一晩中ここで意識が戻らなかったこと、ママが泊まり込んで付き添ってくれてトモ子が朝になってきてくれたことを聞いた。
「私、みんなに知らせてくる!」
そう言ってトモ子はヒナ達に連絡を取ろうとして病室を出ようとした。
「トモ子、ここでメールすればいいじゃん」
「え、でも院内は使用禁止って……」
「ここには私達しかいないんだもん。わざわざ外に行くなんてダルイよ」
言いながら目配せするとママもしょうがないといった感じで苦笑いした。
トモ子もイスに座りなおすと遠慮がちにメールを打ち始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます