第8話

「マネージャーの関森さんにも連絡したからすぐにいらっしゃると思うわ」



「関森さんに…… ありがとう」




その後、私が一晩中ここで意識が戻らなかったこと、ママが泊まり込んで付き添ってくれてトモ子が朝になってきてくれたことを聞いた。




「私、みんなに知らせてくる!」



そう言ってトモ子はヒナ達に連絡を取ろうとして病室を出ようとした。




「トモ子、ここでメールすればいいじゃん」




「え、でも院内は使用禁止って……」




「ここには私達しかいないんだもん。わざわざ外に行くなんてダルイよ」




言いながら目配せするとママもしょうがないといった感じで苦笑いした。




トモ子もイスに座りなおすと遠慮がちにメールを打ち始めた。

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