第5話

私がグループに加わって驚いたのは理央ちゃん達全員が援助交際の常習犯だったということだ。





そのことを知らされたのはほんの1時間前…





「こうしないと…お互いを信用できない…」





理央ちゃんは大きな瞳に涙を溜めて私に言った。





もしも…




共に汚れることでお互いを大切に想い、強い絆でむすばれるなら…





私はこの子達と…




理央ちゃんとそうなりたいと思った。





汚れることで同じ時間と価値観を共有できるのならと。

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