第3話

私も可笑しくて声をだして笑った。



でも私の正面に座っている友達だけは声をたてずに優しく微笑んで私を見つめて言った。




「トモ子、うまくできたね!」




なんて言うのか…



その子に言われると私はなんだか無条件に嬉しくて仕方なかった。




私の名前は鮎原トモ子。



そして私の正面に座っている友達は小澤理央。




私は理央ちゃんと呼んでいる。




私にとって誰よりも綺麗で誰よりも優しい親友。




「さっ!トモ子の相手も決まったし出かけよう!」




理央ちゃんが一声かけるとみんな立ち上がった。




私達は5人。



理央ちゃんと私、ヒナちゃん、マキちゃん、ミホちゃん。




みんな可愛くて学校でもキレイ系がそろったグループって言われてる。




私服のセンスも私なんかより全然あかぬけててオシャレ…




特に理央ちゃんはハーフで背も高くてスタイルも良く、モデルやってるからセンスも良い。




成績も良く、運動もできる。

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