第11話
ふと横を見ると、男子は缶コーヒーを飲みながら黙って車道を見ている。
なにかいろいろ話しかけるでもなく黙って横にいてくれることが私にとっては心地よかった。
烏龍茶を飲み終わるころにはすっかり元の体調にもどった私は立ち上がった。
「もう大丈夫です。ほんとにありがとうございました」
改めてお礼を言う。
「いえ、でも元気になったみたいで良かったです」
男子も立ち上がって頭を下げた。
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