第7話

「ご、ごめんなさい…ありがとうございました」




深く頭を下げてから相手の顔を見た。




そのとき、なんて言っていいのかわからない感覚を覚えた。




フードなしのモッズコートにベージュのパーカーにホワイトジーンズを合わせた線が細い長身の男の人。



男の人っていうか男子?




髪は黒くてナチュラルで、目鼻立ちは整っているけど……



それよりもなによりも、とてもきれいな瞳……




私は、瞬間だけど吸い込まれたように見入ってしまった。




見た感じ、私と変わらない年齢かな…?




「なにか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る