第5話

寒いのに汗がにじんできた。



黒いものがだんだん何かわかってくる。




「あっ…」




道路にあった黒いものは猫の死骸だった。



嫌な予感が的中した。



やばい……!!



全身が震えだして汗が噴き出した。




力が抜けて立っていられない。



呼吸も荒くなり。私はその場にへたりこんでしまった。




タイミング悪く、車のライトが私を照らした時だった。



こんなときにマジかよ?

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