第5話 3億円以上は死

 清州龍國は言った。

「人の生涯賃金は、2億か、3億と言う。ならば、3億以上の損害を国や地方や法人や個人に与えた者は死刑とする。

 金額に応じて罰を増やす。

 たとえば、50億円ならば、死罪のみならず、財産没収、鞭打ち、埋葬を禁じ、遺体はゴミとして処理するなど」

 そして、実際、そのような過激な法案を国会に提出し、通過させた。国際人権監視団体から正式な抗議があったが、清州はこれを貫き徹した。最高司法立法行政責任者として断固として諸外国に抵抗した。

 アメリカ合衆国は暗殺者を送ったが、過去のさまざまな出来事から事前にそれを警戒していた清州はこれを撃退し、CIAのメンツを潰した。


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