第11章 御祭神
第97話 招待
「ぜひ蓮をというご指名じゃ」と正一。
「なぜ私なのですか?」と蓮。
「猿神を撃ったときの射に惚れ込んだそうじゃ」と正一。
「私は弓道家ではありません」と蓮。
「今回は広瀬先生の道場の奉りごとらしいから、堅苦しいものではないそうじゃ」と正一。
「堅苦しくない広瀬先生など想像できません」と蓮。
「まあそう言うな」と正一。「広瀬先生が招待するというのだから、それなりに考えがあってのことじゃろ。無下に断ってはいかん。」
「きっと縁談よ」と蘭。「私の養女になって、私の弓道場を継いで下さいっていうことよ。」
「ふざけないで!」と蓮。
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