未定

らず

第1話

最初に言っておきます。

小説を書くのが初めてなのと、文章を書くのが下手なので、変な箇所などがあるかもしれないのですが、暖かい目で見てくれたら幸いです。

それでは本編へどうぞ!

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「お前みたいなゴミが俺らの弟なんて未だに信じられねーわ」

「ほんっと、頭も容量も悪い上にまともに人と話すどころか目も合わせられないとか生きてて楽しいの?」

(……うるさいな。そんなに俺のことが嫌いなら関わってくんなよ)

「お前さぁ、父さんや母さんにいつまで迷惑かけ続けるつもりなんだよ」

「あんたのせいで…あんたがいじめられるせいで二人はしょっちゅう学校に呼び出されてるんだから大人しく家に引きこもってればいいのに」

「おい、なんか言えよ」

(人の気持ちもわかんねーくせに好き勝手言いやがって…。俺だって好きでいじめられてるわけじゃないんだよ)

「はぁ、もういいよ。行こう悠斗、どうせこいついつも通りなんも喋んないよ」

「……。お前、そんなんでまともな大人になれると思ってんのか?いい加減現実を見ろよ」

(まともってなんだよ、クソみたいな現実なんか見たくねぇよ)

『―――――――――?』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

どれくらい時間が経ったのだろうか、記憶がおぼろげな中で俺は目を覚ました。

(あれ、なんでこんなに真っ暗なんだ?スマホは……暗くてよく見えないな。)

時間を確認するためにスマホを探そうと周りを見たが、闇に包まれているせいで何も見えない。

仕方なく手探りで探していると、ある事に気づいた。

(おかしい。どんなに暗くても目をこらせば自分の手元くらいは見えるはずだ。それに俺はいつも手の届く場所にスマホを置いている。たまたま置き忘れたとしていても、お世辞にも綺麗とは言い難い俺の部屋でここまで何かに触れることすらないなんて有り得るだろうか?)

見渡す限り、黒で塗りつぶされたような闇が広がっている…。聞こえてくるのは規則正しく鳴り続ける俺の心臓の音と呼吸音のみ。

そう認識した瞬間、俺はとてつもない不安に襲われた。

(ここ…どこだよ…。なんで俺はこんな訳の分からないところにいるんだ?そもそも俺をここに連れてきた理由は?)

俺の心を読んだのか、いきなり目の前に謎の物体が現れた。

発光しているせいで断言はできないが、頭部と肢体があるので恐らくは人。こんなにも発光しているのだから本来は眩しいのだろうが、眩しくもないし目も痛くない。

訳の分からない情報が多すぎて頭が冷静になってきた。

『―――。――――――?』

(…は?)

声…なのだろうか、そいつから謎の音が聞こえた。

『――――――!―――?―――?』

全くわからない。超音波に似たような音を出しながらそいつは腕を振り回している。

(なんだこいつ…。人の形をしている発光物体……もしかして宇宙人か!?こんなことしてる場合じゃない、ここがUFOの中ならこんなに暗いのも納得がいく。早く逃げねぇと殺されるかもしれない!)

『―――!?――――――!!!!』

一瞬で目の前に来たそいつは、両腕を広げて俺の行く先を塞いだ。

いきなり謎の空間に連れてこられ謎の発光物体が現れたと思ったら、そいつはこちらが理解できない言葉を使う。逃げようにも逃がしてくれず…。

『―――…。―――!』

「何言ってるんだよさっきから…なんで俺をここに連れてきた、ここはどこだ?お前は誰だ?」

結果俺は半ギレになりつつ質問攻めにした。

頼むから現状を説明してくれ…。

『……。』

「なんか喋れよ!!」

『えっト、もウいちど、いっテくダさい。』

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