第3話







5等星って知っているか?

この世界観はな、五等星で作られているんだ。

つまりな、☆の一角、線と線を結んだ角がひとつの大きな大地になっているんだ。

まぁ……海なんだよな。こ大地略々な。


そいでよぉ…さっそく参っちまったんだょ。




「なに船じゃ行けない…!?」

「しょうがないですわ。つぎ、当たりましょうラング。」



いやいや待て。この世界観は海だらけの面積だろう?

船じゃないか?フツーに?

船じゃなかったら、どうしろと…?




「歩きましょっ…!うふふ。」


「はぁ!?この距離感…」




幼馴染みのルイマは宥めた。


「仕方ないでしょう?アレがありますわ、地宙船。」


地宙船


「…なるほどな。地を掘って進む船か。」

「えーと、あるか解りませんが…。」


「おぃ!!」




しゃあねぇ、探すか地宙船。

すると通りすがりの旅人さんは語りを告げた。


「大地に愛されし若人よ。

お主が探しているモノは

きっと見つからんだろう。」


おーい、この旅人のおっちゃんオレに失礼だなおいペテン師かっての 。


しかしなんだ?


¨オレの探し物¨ってのは……?


まぁ、いいか。

今は地宙船探しだぜ。




「ありがとな、旅人のおっちゃん !」

「情報をありがとうございますね !」


二人はサクサク歩いていった。

二人の後ろ姿を見守る旅人…。


『クックックッ……行きは良い良い帰りはなんとやらかな……

平和の証エンブレムの青年よ。

また、逢うときが、楽しみだ…………。』







オレとルイマはこのときほど後悔したことは人生でなかった。

まさかの瞬間を逃がしてしまったのだから。





―聖なる森―


「聖なる森かぁ、なんかデジャブだぜ。」


「うふふ、確かに何処かの世界観みたいですね。」


オレとルイマは地宙船を探しまくった。

見つからない。

つか、あるわけねーって。(涙)

そもそもなんだ地宙船て。

ルイマ…こいつ嘘ついてないよな?




「ルイマ……。」

「ビクッ………っな、なんでしょう?」





「……どうしたよ。なに、隠してんだ?」


「み、見てはなりませんっ !!」






「――――…わおっ」


なんだそれ。


「あ、あの……、さっきの旅人さんにいただいた髪飾りのコサージュです。

……、な、なんでしょう、私にはやはり、似合わないてましょうか ?」


「…………。」


「…ラング?」


「? いや、普通に可愛いじゃん。」


「ッ………!!?」


『そ、そんなこと……言われたら……』



小首を傾げつつ

物口は爽やかに

ハッキシと伝えるのがラング。


ルイマは頬は赤く染められた。

無理もないだろう。




「なんだよ?」


「い、いいえ。わ、わたしは…なんでもない…! べ、べつに……っ私は…」


「べつに?」


「―――――――…べつに私は」





風がサァッと吹いた。


時が止まったような気がした。





「ラング…あの、ね…」


「…? うん。」




幼馴染みの両手をギュッと掴み脚を屈んで視線を合わせまっすぐに、見る。

濁りが無い純真な瞳――…





「ラング。」


「――…うん。」





ダメ。ラングのそうゆう所が好き過ぎて、私今惨めだわ。

恥ずかしいっ…!


ルイマが勇気を出そうとした。


その時!!!




「「「大地に愛されし者よ」」」




「お、なんか来るぜ。」

「え、ええ――!?(涙)」


祠だ。

石と石の積み重ねの実績の念か、

積み重なった石の祠がありました。


オレとルイマはその祠を軽快に見てしまったのかだだを捏ねる様な想いでオレは見てみたくなっちまったよ。



「見ろよルイマ。このキョンシーなお札の事!」

「あ、あわわわっ…!いけませんラング、流石に罰が下されてしまったら大変ですよ!?」


¨ドシャ¨


早速当たった。




「大丈夫ですかラング?」


「ある意味心撃たれたぜ…!」←真っ黒くろすけ状態





「「「ラング」」」







「……え……今、名前呼ばれた?」




「「「大地に愛されし者よ」」」



何度でも生まれ変わり

何度でも貴方達ヒトに

この大地に軌跡を運んでください




私は明日のホープ

私の名前は

『Grand of the birthday』

グランド オブ ザ バースデー


民の希望

ラング

貴方です


額にエンブレムの紋章を持つ者よ。




「グランド……オブ……ザ……バースデー……」




目映い光に包まれて

その発芽は

目の前に現れた




「女性……おんなの、こ?」



ラング達の目の前に現れた女性

何十の蔦に絡まれた

身を守るように包まれて


綴じた目を、ゆっくりと、開いた







「…っ、なんなんだよ、あんたは?」





私は………




「私の名前はヴァース。

大地に遣わされ

今ここに君臨する。」








『希望」それは貴方に値するちいさな光

貴方の目の前にいつか現れるでしょうか

それが奇跡だとしたら人生が爆誕しちゃいそうで怖い出会いって怖い

だから嬉しいんだ

『希望』それって 貴方かな?



終わり

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