第2話 ラブレター
物語は、いくつもの世界観と繋がっている。大きな世界観も、小さな世界観も、たどり着く居場所はきっと、『大地』と繋がっているのだ。
もしも、異世界と交えてキミと出会えたのなら、共にまずは笑顔から、奇跡なのだから。
旅先の途中そんな手紙を書いていました。
「んーーー…ぅ。これは恥ずかしい…。」
ブレムは今年で13歳になる男の子だ。
特にこれと言った謎めいた力はない………。
と言ったら、嘘になるか。
実は ある力 を秘めている。
「よーし。できたぞ、行ってこい。」
地面から蕾が発芽した。
その蕾は開いて何かが空を飛んで行った。
蕾から繰り出されたのは、なんと伝書鳩。
この力がブレムの力故に大地から誕生した『ガイアの力』と伝われている。
「たのむぜー」
伝書鳩はブレムに求愛するとパタパタと羽を鳴らして大空を飛んで行きました。
「…届けよな。」
ターコイズブルーの空の下、今日ものんびり日和…。
しかし、オレにとあるラブレターを書かせるとはこの幼馴染み。
隣で一緒に歩くこの子が書け書けうるさくてな 。
「ブレムったら、もぅ。ちゃんと文章書けた?」
「書いたし出したっての。」
俺は想いを言葉にして運ぶのが苦手なんだょ…。
性に合わんと言うかだなぁ。
念を押して、幼馴染みはオレに伝う。
「おさななじみなんだからちょっとは可愛いとこ見せてみなさいょ。ラ、ラングの事だったら…、こ、恋文だって、応援してあげちゃっても、いいんだからねっ…!?」
( やった 伝えたわ ! ) ←照れ
「zZ…」
「って、聞いてないし !?」
果たして……世界を滅亡させる者達からガイアを守ることをブレムはできるのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます