異世界転生に、女神様達がついてきたんだが!?〜みんな来て天界大丈夫かな?〜

秋里 夏

第一話

「あれ?…ここは??」

『あっ!、姉様!この人、目が覚めたようですよ』

『―――ちゃん。それは、ほんとう?』

『ほんとうです。姉様!!』

少女が、そう言うと…少女の姉は、ゆっくりと…こちらに近づいてきた。


「…………」

少女も、綺麗だったのだが、姉のほうは、特に――

そんな自分に、不思議そうな顔を…しつつ話しかけて来た。

『…あ、あの…」

「…は、はい。なんでしょう」

『…ふふふ。』

笑われてしまった。恥ずかしい


「それで?何故自分は、ここにいるのでしょうか?」

『…それは…』

そう呟くと、目の前の女性は…口を紡いでしまい。代わりに少女が説明してくれる事に…


「…つまり自分は、死んでいると?そうゆうことですか」

『うん…、それで間違いない』

少女からの説明を受け…

地面に座り込んでしまった。

それでも

自分の体から、気力が抜けていくのがハッキリとわかった。


「…………」

『あ、あの…、だ、だいじょうぶ?(やっぱり、こうなるとはわかっていたけど、…見てられないわね。でも――)…ほら、私の…手を掴んで』

少女の手を掴むと…立ち上がる事が出来た。

「…あの、ありがとうございます。」

『いいわよ。別に。』


「で、でも!」

『あっ!?姉様』

『もう…やっぱり。―――てばぁー、私の』

やはり、いくら聞いても。名前のところだけ、ノイズが走り…わからずにいた。


『きゃぁ~、ごめんなさい。姉様!』

『はぁはぁ、この子はまったく…。』

「あのー!ちょッと」

そう言うと…姉妹は慌てた様子で振り向いた。


『ご、ごめんなさい。夢中になっていて。

スッカリ忘れていました。ほら――も』

『…ごめん。「このバカッ」い、痛いよ。姉様!?』


「…………」

何だ?この姉妹


『ごめんね。この子――だから』

「は、はぁ…?」

やはり…肝心なところは、聞き取れないか。


その時…

『ムフフ…、わたくし登場ですわ!』

『はぁ〜、――――姉さん』

ま、また、増えた!?しかも二人も!?…もう正直…収集つかないわ!


『あら?どうしましたの?…』

「………」

『ちょっと!無視しないでくださるかしら!』

『あはは…、ごめんね。うちの姉さんが、怖かったよね?』


「…い、いえ。大丈夫です」

まぁ、正直ちょっと…怖かった。


『ど、どどど、どうしよう。(やっぱり。彼怒っちゃったよね?ああぁ~、私ったら…バカバカバカ)』


「………」

『ご、ごめんなさい。』

「…あはは、今のは、さっきの仕返しですから…大丈夫ですよ。別に、怒ってませんから。」

俺が、そう言うと、「はぁぁ~」とため息を吐くと、彼女は、安心した様子であった。


『もう!…そういうのは、やめてよね。でないと、私、本気で怒っちゃうから!』

彼女の気迫に押されてか…

俺は……

「あっ、はい!すみません。」と

謝罪をするのだった。

☆☆


「…………」

『妹から話は、聞きました。…ですが!』

バンッ!!


「ッ!?」

『…姉様!怖いです。』

『うん!…、まるで般若みたい……』


「……ち、ちょっと!?二人共!そんな事を…言っ…たら。」


…ギロッ!

「あ、はい」

『ちょっと…何を―』

『どうしたのですか?お姉様?……きゃあ!―』


「だから言わんこっちゃない。」

あと一人いつの間にか逃げてるし…

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異世界転生に、女神様達がついてきたんだが!?〜みんな来て天界大丈夫かな?〜 秋里 夏 @ATPS

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