自主企画とか言う、一見素晴らしいように見えて実は普通にストレスなだけのシステム


 自主企画とか言う奴がおる。


 自主企画とは、ユーザーが求めている小説を、ユーザー自身に集めさせようというシステムです。


 自主企画なるものを初めて知った時は、なるほど結構画期的なシステムだなと思えました。特定のニーズに合った小説に出会える良い機会となり得るだろうと思えましたから。当然運営もそれを想定してのシステムでしょう。


 しかし。


 冷静に考えてみると。


 やっぱり、あんまり機能してないように思えるなぁ。


 なぜなら自主企画は「筆者自身が筆者自身の作品を応募しなければいけない」という特大デメリットを抱えているから。


 これが、本当に怠いんです。


 実際に自主企画に応募している人ならわかるだろうが、この自主企画の選定が非常に手間。一つの作品につき最大でイベント三つまで応募できるのだが、一つ選ぶだけでも疲れます。


 何故なら、イベントの数が膨大だから。


 現在開催中のイベントが296。この中から三つ、自分の作品に合致するだろうという条件のイベントを探さなければならない。これクソ手間でしょ。しかも当たり前のように自主企画の検索機能は無し。また、応募要項の確認も地味に面倒くさい。キーワードで検索させろ。


 しかも開催期間も決まっているから、気が付いた時にはイベントが終了していたりして、再び空いた枠を埋めるためにイベントを探す羽目に。疲れる。


 何より、これは先ほども言いましたが自主企画は「筆者自身の小説」しか応募できないという仕様になっているのです。


 例えば「歴史好き集まれ!」みたいな企画があったとします。その場合、この企画に応募できるのは「歴史ものの作品を持っているものだけ」になってしまうのです。

 

 筆者自身に応募させる必要、あるかな? これ。


 普通に読者に応募させる形式でよかったのでは? それか、筆者と読者どちらも応募できるようなシステムにするか。


 その方がより多くの作品が集まるでしょうし、「読み合い企画!」みたいな産廃も生じませんし。


 それに、何より自主企画を利用する「読み手」のニーズにより堪えられるようになります。


 もちろん、自主企画と言うシステムそのものは別に悪くありません。数多の作品に埋もれた良作凡作、名作怪作に日の目を見せる機会を与える、と言う意味では「あるかないかどちらがいいか」と言われるとあった方がマシですから。


 ですが、もっとより洗練されたシステムを構築できないかと言う話です。あと、いちいち応募するのがだるい。


 ですので、お願いです。


 自主企画を読み手も応募できるようなシステムにしてください。また、検索機能つけてください。


 お願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「カクヨム」への提言 洞廻里 眞眩 @Dogramagra

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ