第3話

大河ドラマ「源義家」続編


第3話: 「兄弟の誓い」


ストーリー概要: 承暦3年(1079年)、源義家(磯村勇斗)は、官命によって美濃で源国房(上杉祥三)との闘乱を鎮圧する使命を受ける。義家は自身の武士としての使命感を強く感じ、弟・源義綱(道枝駿佑)と共にこの任務に挑む。兄弟の絆や信頼が試される中、二人は互いに支え合いながら困難な状況に立ち向かう。


永保元年(1081年)には、義家が園城寺の悪僧を追補するため、検非違使と共に行動する。この時、義家は本官ではないにも関わらず、関白・藤原師実の前駆の名目で白河天皇(小野武彦)の護衛を務める。義家は公私を超えて天皇を守る姿勢を示し、また彼の武士としての誇りをも感じさせる。


その後、義家は天皇の乗輿の側で警護を行うため、布衣に着替え、弓箭を帯びて緊張感のある警護にあたる。この時の姿は、藤原為房の記録にも「布衣の武士、鳳輦に扈従す」と記され、義家の姿勢が世に知れ渡る。


12月4日、再び白河天皇の春日社行幸に際して、義家は甲冑をつけ、弓箭を持った100名の兵を率いて警護を行う。この行動が官職によらず天皇を警護する常態を生み出し、後の「北面武士」の始まりとなる。義家と義綱兄弟はこの頃から白河天皇に近侍し、彼らの名声が高まる様子が描かれる。


キャスト:


源義家(岡田准一): 武士としての誇りを持ち、兄として弟を守り、天皇を護る決意を固める。


源義綱(道枝駿佑): 義家の弟であり、共に戦う忠実な兄弟。義家を支える存在として描かれる。


源国房(上杉祥三): 美濃での闘乱を起こした敵役。義家と義綱の相手となる重要なキャラクター。


白河天皇(小野武彦): 天皇としての威厳を持ちながらも、義家兄弟に信頼を寄せる。


藤原師実(甲本雅裕): 議論や決定に影響を与える重要な官人。義家の行動を見守る立場。


検非違使(六角精児): 義家と共に悪僧を追補する役割。義家に対する信頼を持つ。


謎の僧兵(陣内智則): 園城寺の悪僧で、義家に立ちはだかる敵役。


武士仲間(りょう): 義家を支える仲間として登場し、共に戦う姿を描く。



このエピソードでは、義家と義綱の兄弟愛や忠誠心、さらに義家が武士として成長していく過程が中心に描かれ、平安時代の政治的な緊張感が強調される。義家の名声が高まる一方で、彼を取り巻く人々との関係性が深まることで、物語はより複雑な展開を見せていく。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る