ボクと君は世界に抗う「if」
ながライス
if
ボクと君は世界に抗う ifルート
5m級ミュータントを倒したから後のお話し
超巨大ミュータントの襲撃はありません
「ふぅ…やっと倒せたね」
「あぁそうだね」
「ユキちゃん怪我大丈夫?」
「怪我なら大丈夫だよハルからの愛のパワーがあれは完治するさ」
「あんま恥ずかしいこと言わないでよ///」
「そういうとこが可愛いんだよ」
「もう!早く帰ろ!」
「あぁ〜待ってよ〜ごめんって〜」
第4生活区域内 討伐任務所
「おじさーん!倒せたよ!」
っと店全体に響き渡るほどの声量でハルが叫ぶ
「ちょっとハル…うるさいよ」
「あっごめんごめん」
「おぉ5m級を倒せたのかい?」
「うん!私達にかかればよゆーだね」
「結構苦戦したでしょ?」
「それは言わないお約束」
「じゃぁこれ報酬の金貨20枚ね」
「ありがとうおじさん〜またねー」
「ではさようなら」
「またのぉー」
市場
「ねぇユキちゃんこの金貨でなにか買う?」
「そうだね…っ!あれはどう?」
そうユキが指を刺した先にはとても美味しそうな果物セットが売ってあった
「おぉ!いいねぇ頑張ったご褒美だ」
「買おうか」
「うん!」
「おじさんこの果物セットください」
「おっユキとハルじゃないか!聞いたぜぇ〜5m級倒したんだってな?すごいじゃないか〜」
「えへへ〜」
「じゃぁ頑張ったご褒美としてリンゴひとつおまけでつけといてやるよ」
「ほんと!?ありがとうおじさん!」
「じゃぁ金貨5枚だよぉ」
「はいちょうど」
「まいどありー」
「やったぁ!」
「家に帰ったら食べようか」
「うん!」
家
「ただいまぁぁぁ!!!!」
「ちょっとハル騒ぎすぎはダメだよご近所迷惑だ」
「ごめんごめん」
「早速フルーツ食べようよ!」
「そうだねでもまずは手を洗わないと」
「あっ確かにー」
そう言うとハルはダッダッダッと洗面台の方へ向かっていった。
「全く騒がしい人だ…でもそのが彼女の魅力なんだけどね」
数分後
「よし!食べよ!」
「まず洗って皮とか剥かないと」
「あぁほんとだァァ」
「ハルはソファーにでも座っててよボクがやっとくからさ」
「嫌だ私もやる」
「でもハル不器用だろ?」
「うっ…それは否定できない」
「あ!不器用な私でも洗うことはできるよ!」
「確かにそうだねじゃあハルにはりんごといちごを洗って欲しいな」
「お易い御用!」
台所
「よし!洗うぞー!」
「はしゃぎすぎて水を飛び散らかさないようにね」
「分かってるよー」
と、言った瞬間予想してたことが起こった
「きゃぁぁぁぁ」
ハルが女の子らしい叫び声をあげたかと思えば水量が多すぎて果物に当たって跳ね返って飛び散り台所の一部がびちょ濡れになってしまっていた
「あぁ〜ほら言わんこっちゃない」
「ごめんなさい〜」
「次は水量考えてね?」
「はい…」
10分後
「できたー!」
「美味しそうだね」
「早く食べようよ!」
「よし食べようか」
「「いただきまーす」」
ハルがりんごをフォークで刺して口に運んだ
「んー!!美味しい!」
次にユキがいちごを口に運んだ
「ん!このいちご酸味と甘さが程よく混ざりあっている美味しい」
「頑張った甲斐があったねぇー」
「そうだね」
「あ!そうだ!」
「ん?」
「はいあーん」
ハルがユキにフォークに刺したリンゴを差し出していた
「あーんはしたことなかったな…あーん」
パクッとハルから差し出されたリンゴを頬張った
「このリンゴもシャキシャキしてて美味しいね」
「でしょ!それに私があーんしたから美味しさ2倍だからねぇー」
「そうだね」
「ネタのつもりで言ったんだけど」
「ハルが食べさしてくれたからもっと美味しく感じたよ」
「…」
ハルの顔が赤くなっていく
「恥ずかしいよぉ」
「ふふっ」
数十分後
「はぁ…美味しかったねぇ…」
「そうだね」
「私もうお腹いっぱいだよォ」
「ボクも結構膨れたな」
「なんか急に暇になったね」
「確かにね」
「なんかする?」
「って言っても何をするんだよ」
「んーエッチ?」
「やめなさい」
「ちぇー」
「でもやるとこほんとにないよね」
「ねー」
「あ!お昼寝する?」
「確かに食べたから眠くなってきたしちょうどいいね」
「よし寝よー」
そうしてる2人は寝室へと向かっていった
寝室
「ふぁぁ…寝室来たら急に眠くなってきちゃった…」
「…」
「ユキちゃんは眠くないの?」
「…」
「ユキちゃん?」
ハルが見てみるとユキはすぅすぅと寝息を立てて寝ていた
「…寝ちゃってる…でもほんと綺麗な顔だなぁ…それに雪を写したかのような綺麗な白の髪…ほんと綺麗だなぁ」
「ハルも綺麗だよ」
「ひぁぁぁぁ!!!!」
「起きてたの!?」
「うん」
「言ってよー!」
ハルはユキをぽこすか殴る
「ごめんねぇー」
「ユキちゃんの馬鹿ぁー」
「でもハルが綺麗なのはホントだよ?」
ユキがハルの顔に手を添える
「特にこの顔まるで春の季節を具現化して美化したような美しい顔なかなかこんな顔は居ないよ」
「…褒めても…なにもでないよ…」
ハルの顔が赤く火照っている
「可愛い」
「ッ!もう私寝る!おやすみ!」
「ありゃ…やりすぎちゃったかね…まぁおやすみいい夢見てね…」
10分くらい後…
(寝てるよね…大丈夫か…)
ユキは起きてハルが寝たのを確認する
(ボクだって溜まるものは溜まるし…別にいいよね…)
そうしてるユキは下の方へと手を伸ばしていき…
「あっ…んー…はるぅ…」
「ふーふー…あっ…ん…」
(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!ユキちゃん私の名前呼びながら1人でヤってる!?)
(まぁそりゃ女の子だもの欲求は溜まると思うけどなんで私!?)
(これじゃあ寝れないじゃない…)
(ここは寝たフリをしよう)
「はぁはぁっはるぅ…だめぇ…ッッッ」
「はぁはぁはぁ…拭いとかないと…」
そうしてるユキはベッドを拭いた
「寝よ」
そうしてるユキは眠りについた
(…あんなことあったから寝れない…でもユキちゃんのあの声は可愛かったな…)
(んぁ…?なんか…急に…眠気が…)
そうしてハルも眠りに落ちた
数時間後
「んーむにゃむにゃ今何時〜?」
そうしてるハルは時計を見る
19時25分
「なんだ19時かぁ…ん?19時…ぁぁぁぁ!」
「ユキちゃん起きて!もう19時だよ!」
ハルはユキの体を揺らした
「んー?あとごふんぁ」
「早くーー」
「なんだい?寝てるのに…」
「もう19時だよ!」
「ぇぇえぇぇぇ!?」
「やばいやばいご飯食べてないお風呂入ってないーー」
「そこまで慌てる必要はないよ」
「別に討伐任務もないしゆったりしようよ」
「それはそうだね…」
「でもお風呂は入らなくちゃ」
そう言うとユキは体を起こした
「お風呂入ろ」
「そうだね」
「もちろん一緒に入るよね」
「…胸触らないよね」
「うんハルに誓って触らない」
「神に誓いなよ」
「まぁそれは置いといて入ろ」
「はーい」
浴場
「入るよー」
ユキが浴場の戸を開けて入ってきた
「やっぱりハルの胸大きくなってるよね」
「うるさーい!」
「でも私に比べたらちっさいような…」
「あ?」
「すいません」
「よろしい」
「ありがたやぁー」
「背中洗ってあげようか?」
「ほんと!ありがとうー」
ごしごしとユキがハルの背中を洗う
「はい終わったよ」
「ありがとうーじゃあ次私がユキちゃんの背中洗うね」
「え?ボクはいいよ」
「まぁまぁ遠慮せずー」
「じゃぁお願いしようかな」
「はーい」
ごしごしと次はハルがユキの背中を洗う
(あっいいこと考えた…)
「えーい!」
「ひゃぁぁぁ!」
ハルがユキの胸を掴んだのである
「ちょっとやめてよ〜しかもこれ前もあったし〜主のネタのレパートリーはないのかね」
「ユキちゃんメタ発言はダメだよ」
「ほんとだ」
「とにかくー胸触るのやめてよー」
「ごめんごめんー」
「ボク湯船先に浸かるからね」
「はーい」
ちゃぷんという音を立てながらユキは湯船に浸かった
「ふぅ…疲労が消えていくー」
「ユキちゃんのうっとりした顔ほんと可愛いよね」
「ッ///」
「あれユキちゃん顔真っ赤だよ?のぼせた?」
「…ハルのせいだよっ!」
「あはは〜ごめんねー」
「私も湯船浸かるよー」
「はーい」
ちゃぷん
「ふぁぁ…」
「温かい…」
「ハルのうっとり顔も可愛いじゃん」
「えへへーそうかなぁ…」
「ニヤけてる」
「そんなことない」
「ある」
「ない」
「ある」
「ない」
「ない」
「ある」
「…あっ!はめられた!」
「ふふふ…ほんとすぐはめれるから楽しいよ笑」
「いつか仕返しを…」
5分後
「ふぅ…そろそろ上がろうか?」
「…」
「ん?ユキちゃん?」
「…」
ハルが横を見ると顔を真っ赤にしてユキは気を失っていた
「あぁぁぁぁぁ!ユキちゃん!?大丈夫!?」
「これはのぼせてるね急いで湯船から出さないと!」
ハルはユキをお姫様抱っこで抱きかかえ早急に風呂から出た
「…んぁ」
「ユキちゃん!良かった…」
「あれ?なんでハルが私を抱えてるの…?」
「覚えてないの?」
「うん」
「ユキちゃんはのぼせちゃったんだよ」
「なるほどね…ボクを助けてくれてありがとね」
「どういたしまして」
「ねぇハル…」
「ん?」
「早く下ろしてくれない?あと服着ようよ」
「あっほんとだ」
ハルは小柄なユキの体をそっと床に戻した
「でもほんとユキちゃん軽いよね」
「そうかい?」
「うんホントだよ40くらいしかないんじゃないかな?」
「確かにそんくらいだね体重は」
「軽いっていいな」
「ハルも軽い方でしょ」
「いやぁこの大きい脂肪のせいでね…」
そう言うとハルは自分の胸の方を指さした
「ハル…最近開発した毒ガスがあってねそれのモルモットになって欲しいんだよ」
「ごめんなさいごめんなさいお許しをぉー!神のご加護があらんことをぉぉ!」
「頭撫でてくれたら許すよ」
「え?それでいいの?むしろご褒美な気がする」
「いいから」
「はいはい」
なでなで
ハルはユキの小さな頭を優しく撫でた
「えへへ」
「ほんとにこれでいいの?」
「うん」
「まぁいいか」
夜
「ユキちゃーん今日の晩御飯なにー?」
「今日はカレーだよ」
「やった!」
「ハルも手伝ってね」
「はーい」
台所
「じゃぁハルは玉ねぎ切ってくれる?」
「はーい」
「指切らないようにね」
「分かってるよー」
トントントンとハルが玉ねぎを切っていると
「あぁ目にーしみるぅー」
「我慢するしかないね」
「痛いーッひっ痛っ…」
「そんなに痛い…ってハル!?指から血が…」
「あー切っちゃった」
「指差し出して」
「はい」
ハルが指を差し出したらユキがハルの指を舐めていた
「!?何やってるの!?汚いよ」
「ひひのはふのふぇはほふひぃふぁふぁ(いいの ハルの指は綺麗だから)」
「離してー!」
「あっ…もっと吸いたかった」
「血なんて美味しくないよ」
「好きな人の血は甘く感じる…これはホントだった」
「何言ってんの」
「すいません」
「私は絆創膏貼るからユキちゃんは調理しといて」
「はい」
ユキが少し落ち込んだ表情をした
「さてとハルの分まで頑張らなくちゃ」
「ユキちゃーん絆創膏ってどこー?」
「2階の寝室の棚の2段目ー」
「はーい」
ハルは2階へと上がって行った
「うぅ目にしみるぅ」
ユキは涙を流しながら調理していった
3分後
「よーしできたぞー」
「ちゃんと貼れた?」
「うん!バッチリ!」
「良かった」
ユキは安堵した
「ハルも復活した事だし料理進めるよー」
「はーい」
数十分後
「できたー!」
「お疲れ様」
「早く食べたーい」
「お皿に盛り付けないと」
「そうだね」
盛り付け完了
「よしやっと食べれる」
「じゃあ…」
「「いただきまーす!」」
ユキとハルがカレーを1口すくって口に入れた
「「美味しぃ!」」
「やっぱユキちゃんの味付け好きなんだよね」
「そうかな?えへへ…」
「ハルが生クリーム入れたらいいよって教えてくれたおかげでコクがでて美味しよ次から真似しよ」
「ありがとうー」
そうして2人は食べ進めてく
「ふぅ…お腹いっぱーい」
「そうだね結構膨れたよ…」
「皿洗いしなきゃ」
「ほんとだぁ…」
「ボクやっとくよ」
「え?いいよいいよ私がやるよ」
「いやハルがやったら皿が逝く」
「…言い返せない…」
「ほらハルは休んでな」
「じゃぁお言葉に甘えさせてもらおうかな」
「じゃ洗い物しとくね」
「ありがとう!」
洗い物中
「ねぇハル?」
「…」
「ハルー?」
「…」
「もしかして…」
ユキは洗い物を中断してソファーへと向かう
「あっハル寝ちゃってる」
そこには寝息を立てながら
「…可愛い」
(いやさまじなんなんこの可愛さ橋〇環〇とク〇オ〇トラも思わず5度見位はする外観やでこれまじ可愛い天使しかも顔もいいのに強いっ!最初に出会った時も思わずキュン死しそうだったいややぁほんと可愛いなぁこれを独り占めできるとか最高すぎるんよなぁ…)
「んぅ…」
「やべ起きたかな?」
「ユキちゃぁ…ん…」
「!?」
(おいおいおいおいボクの名前を呼んだ!?夢で出てきてるのか?最高じゃねぇか.ハルの夢に出れるとか幸福の沙汰じゃねぇ…)
「んぁ?あれ私寝ちゃってた…」
「おはようハル」
「んあユキちゃんおはよう」
(んんんんんん可愛い!!!!寝起きのうっとりした顔天使しすぎるってっあぁハルに神のご加護があらんことを…)
「ユキちゃん?ぼーっとしてどうしたの?」
「いや何もないよ」
「なら良かった」
「ハル寝てたけど眠いの?」
「うゆ…眠い…」
「寝る?」
「ねりゅう…」
「寝室行こっか」
「うゆ…」
寝室
「ユキちゃんおやしゅみ…」
「おやすみ」
「すぅすぅ」
(あぁ可愛い天使ハルたんマ天使ジこの顔を保存したいっ!)
(あれ…?なんだか私も眠たく…)
「すぅ」
2人は眠りに落ちた
翌日
「んぁ?いつの間に寝ちゃってた…」
「ハルは…ってあれ?居ない」
「ん?したからいい匂いが…」
ボクは匂いにつられて1回へと足を運んだ
「あ!ユキちゃんおはよう!」
「うん…おはようってなにこれ!」
そこにはとても美味しそうなフレンチトーストが
並べられてあった
「これハルが作ったの!?」
「うん頑張ったんだ食べてよ!」
「わぁ…美味しそう…」
自分の目を疑った。不器用なハルがこんな美味しそうなフレンチトーストを作れるなんて…やればできる子なんだな…
「じゃあいただきます」
フレンチトーストを1口サイズに切って口に運ぶ
「ん!」
口に入れた瞬間甘みとパンの旨みが伝わってきてくる。そしてそのあとパンのふわふわとした感触がしてまるでプロが作ったかのようだ
「美味しい!すっごく美味しいよハル!」
「えへへそうかな…美味しいと言ってくれて満足だよ」
「こんなに上手いのは毎日食べたいよ…」
「プロポーズじゃん」
「確かにね笑」
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
ボク達は今花火大会に来ています
数日前
八百屋にて
「そういえば2人は花火大会行くのか?」
八百屋のおじさんが尋ねる
「花火大会?そんなのあるの?」
「あぁ5日後に実希山ら辺であるんだよ」
「なるほど」
「ねぇ!ユキちゃん!花火大会行かない?」
「いいね行こうか」
「やっぱ行くとなったら浴衣とか来ていかなくちゃね」
「浴衣ならピンクの奴と白いやつが棚にしまってあったはずだよ」
「よーし今すぐ帰って浴衣着れるか確かめなくちゃ」
「気が早くないか?」
「善は急げって言うでしょ?」
「まぁそうだけど」
「じゃあおじさんそういうことだから家に帰るね」
「あぁ気おつけて帰るんだよ」
「おじさんありがとう」
「またなー」
今に至る
「わぁぁ!ユキちゃん見て!屋台がいっぱい並んでるよ!」
「そうだね。でもはしゃぎすぎてころんじゃダメだよ?せっかく綺麗な浴衣着てきたんだから」
ハルは桃色の、ユキは白い浴衣を身にまとっている
「でもほんとたくさんの屋台があるね」
「焼きそばにわたあめ!リンゴ飴とかもあるよ!」
「どれから回るか迷うね」
「私あれやりたい!」
そう言ってハルが指さした先には射撃の屋台があった
「射撃か…いいねやろう」
「わーい!」
射撃の屋台
「おじさん1回お願いします」
「はいよ!金貨1枚だよ」
「はいどうぞ」
「まいどありー銃はテーブルに置いてるやつね弾は6発だから気おつけてね」
「はーい」
「ハル頑張って」
「うん!」
「集中…」
ハルが銃のリアサイトとフロントサイトを標的に合わせて弾を放つ
「あちゃ一発目はダメだったかぁ…」
「まだ5発あるから大丈夫だよ」
「うん!」
数分後
「うぅぅぅ取れなかった…うさぎのぬいぐるみ欲しかったのに…」
「ハル私が取ってあげる」
「ほんと!?ありがとうー!」
「おじさん1回お願い」
「あいよ!金貨1枚ね」
「はいこれ」
「弾は6発だから気おつけて撃ってね」
「はい」
そうしてユキは銃「レミントンM700のようなもの」を構え標的にリアサイトとフロントサイトを合わせ狙う
「この嬢ちゃん只者じゃねぇ…まるで獲物を狩る熊のようだ…オーラがハンパねぇ…」
「すーっはー」
パパパパパパっとユキは撃ったらすぐリロードを人間離れした速さで繰り返し全て標的に当たった
ボトッ 標的のぬいぐるみが倒れた
「よし」
「す…すごい…あれは人気だから難しめにしたんだが軽々と取られてしまうとは…」
「すごい!ユキちゃんすごいよ!」
「はいハルぬいぐるみ」
「ありがとう!大切にするね」
「うん」
このユキの射撃は大勢の人が見ており速射の死神とかいう2つ名を付けられた
「次はどこに行こう…」
ハルがぬいぐるみを抱えながら言った
「ねぇハルリンゴ飴とかどうかな」
「いいね!」
リンゴ飴の屋台
「いらっしゃい!」
「リンゴ飴2つください」
「はいよ!金貨2枚だよ」
「はいこれ」
「まいどありー!これリンゴ飴ね」
「ありがとうございます」
「ハルはいリンゴ飴落とさないようにね」
「はーい」
「少し休憩でもするか」
「確かに歩き続けてたら疲れてきちゃった」
「あっベンチがある。あそこに座ろうか」
「そうだね」
2人はベンチに腰をかけた
「さーてこのリンゴ飴を食べるとするか」
「そうだね」
2人はリンゴ飴をかじった
「美味しい!」
「んっこれは美味しい」
「これはぁ美味しい…」
2人はリンゴ飴を食べ進めてく
「ねぇユキちゃん」
「ん?どうした?」
「私と長い時間過ごしてきて楽しい?」
「何言ってるんだよ楽しいに決まってる。ハルが居なきゃただ生きる理由もなくそこら辺で野垂れてたと思うよ。ボクにとってハルは生きがいなんだよ」
ハルは少し驚いたような表情をした
「その言葉が聞けて嬉しいよ」
「こんな暗い話じゃなくて楽しいことしようよ」
「そうだね!」
そのあと2人は色々な屋台を回って楽しんだ
「そろそろ花火が上がるね」
ハルが言った
「そういえばどこで見よう…」
「いいとこ知ってるよ着いてきて」
ユキについて行った
数分後
「ここだよ」
数分間歩いた先には神社があった
「ここ?」
「そうだよ」
「実希神社…あまり聞いたことない神社だね」
「知名度は低いね」
「でもこの神社に祀ってある神様にお願いすると縁結びの効果があるって話だよ」
「そうなんだ私達にピッタリだね」
ハルがにっこりと笑顔を見せながら言った
「そうだね」
ユキも微笑みながら言った
「もうそろそろ始まるよ」
「そうだね」
ドゴォーン!っと大きな轟音がなった時とても綺麗な青と赤の大きな花火が空に開花した
「わぁ…」
「綺麗だね」
「そうだね…」
ボク達は見とれていた
赤と青の花火の次は黄色と緑の花火が複数個空に打ち上げられ綺麗な花を咲かせた
「来て良かったね」
「あぁ…ほんとそうだね…」
そして数分後ラスト1つとなった
(よしこれで最後…勇気を振り絞るんだ…)
「ねぇハル…」
「ん?どうしたの?」
ユキは深呼吸して…
「一生幸せにするのでボクと結婚してください!」
「ふぇ?」
ユキの手には小さなダイヤモンドが付いている指輪を差し出していた
どごぉぉぉん空に青と白の今までにない程の大きさと綺麗さの花火がそれに打ち上がった
「…」
ハルは涙目だが満面の笑みで
「はい…よろしくお願いします」
と言ってユキから指を取り薬指にはめた
「いいの…?」
「うん ユキちゃんじゃないと嫌だもん」
「嬉しい…ありがとぉ…」
ユキの目から涙目が溢れた
「うぅぅ…はるぅ…」
「ほらおいで」
ハルは両手をユキの方へ差し出し抱きしめる
「ぅぅぅ…ハル絶対幸せにするからね…」
「うん 私もユキちゃんのことを幸せにするよ」
数分後
「収まった?」
「うん もう大丈夫だよ」
「じゃぁ帰ろっか」
ユキはハルに手を差し出した
「うん」
ハルはにっこりと返事をする
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━
━━━━━━
エピローグ
二年後
「ハルー!朝だよー!起きて!」
ユキが2階の寝室へ向かって叫ぶ
「んぅ…おはよぉ…」
「おはよう」
ハルがウトウトしながら2階から降りてきた
あれから1年ボク達は式をあげた
2人の両親や八百屋のおじさん、討伐任務のおじさん、その他お世話になってる人達を呼んで盛大にやったのだ
ハルの花嫁姿はとても美しくボクには勿体ないくらいだった
「ユキちゃん…今日の朝ごはん…なにぃ…」
「今日はサンドウィッチだよ」
「でも食べる前に歯磨きしてね」
「はぁ…い」
ハルは洗面所に向かった
ユキはこの何気ない日常がいつまでもいつまでも
続けばいいと思った
━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
━━━━
ボクと君は世界に抗うifルート 終
玲先生の次回作「魔女と少女」にご期待ください
ボクと君は世界に抗う「if」 ながライス @nagaraisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
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