第2話 ―メタ過ぎる桃太郎―
あぁ、またこの時間が始まるのか……
よっし、今日も読んでいきますか
お爺さんとお婆さんは、それはそれは大事にして桃太郎を育てました。
桃太郎は段々成長するにつれて、当たり前の子供に比べて、ずっと体も大きいし、力が強く、相撲をとっても近所の村中でかなうものは一人もいないくらいでしたが、
そのくせ気だてはすごく優しく、お爺さんとお婆さんによく孝行をしました。
おぉっ!!
まさかの会話が無いパターン…
異端児桃太郎がまだ出てきていないな………
このまま会話が無ければっ♪
桃太郎は十五になりました。
その時には日本の国中で、桃太郎程強いものはいないようになりました。
桃太郎はどこか外国へ出かけて、腕いっぱい、力試しをしてみたくなりました。
するとその頃、外国の島々を巡って帰って来た人がいて、珍しく、不思議な話をした末に、
「もう何年も何年も船をこいで行くと、遠い遠い海の果てに『鬼ヶ島』という所がある。悪い鬼
と言いました。
物騒なこともあるもんだなぁ……
桃太郎はこの話を聞くと、
出てきよった、異端児桃太郎!
今度は何を言うんや!
「……………」
ん?
「すみません。『鬼ヶ島』に関する雑学、豆知識を作者は見つけられませんでした」
いやいやいや、メタいって!!!
"見つけられませんでした"とか言うと、作者傷付くよ!?
泣いちゃうよ?!
あと、何その無機質的な言い方!?
君、ロボットか何かなのッ???
まぁ、気を取り直して続き読むか……
桃太郎はこの話を聞くと、その鬼ヶ島へ行ってみたくなり、もう居ても立ってもいられなくなりました。
そこで家へ帰ると早速、お爺さんの前へ出て、
「どうか、
と言いいました。
お爺さんはびっくりして、
「お前、どこへ行くのだ。」
と聞きました。
「作者が無知過ぎる『鬼ヶ島』という所へ鬼討伐に行こうと思います」
と桃太郎は応えました。
始めの一言、余計だよッ!!
「ほう、それは勇ましいことだ。じゃあ行っておいで」
爺さんは急に"作者が無知過ぎる"とかいう謎ワード言われても、なんも思わんのか!!!
しょうがないとは思うけどね!?
「まあ、そんな遠方へ行くのでは、お腹がすくだろう。お団子を作って上げましょう。」
とおばあさんも言いいました。
なんて優しい婆さんなんや……
そこで、お爺さんとお婆さんは、お庭の真ん中に、大きな
その時、桃太郎は口を開け、
おっと、何か嫌な予感が……
「何故"吉備団子"という名前を付けたのか? それは【事が起きる前に備え、団結して助け合う】ことから"起備団合"として発売されたという説もあります」
"起備団合"ねぇ………へぇ
………じゃなくて!!
何、説明してんの!?
「へぇ、そうなんだぁ」とか思ったけど頑張って作ってる人達の前で淡々と雑学述べないで!?
「おぉ!すげぇな!」みたいなコメントをコイツに期待した俺が馬鹿だった………
続き、読まなきゃ………
吉備団子が美味そうに出来上がると、桃太郎の支度もすっかり出来上がりました。
桃太郎はお侍の着るような陣羽織を着て、刀を腰にさして、吉備団子の袋をぶら下げました。
そして桃の絵の描いてある
「ではお父さん、お母さん、行って参ります」
と言って、丁寧に頭を下げました。
「じゃあ、立派に鬼を退治してくるがいい」
とお爺さんは言いました。
「気をつけて、怪我をしないようにおしよ」
とお婆さんも言いました。
「なに、大丈夫です、日本一の吉備団子とこの頭脳を持っているから」と桃太郎は言って、
ゑ???
さりげなく自身の頭脳の事入れんなよ!
「では、ごきげんよう」
と元気な声を残して、出ていきました。
随分とお嬢様な言い方だな…………
お爺さんとお婆さんは、門の外に立って、いつまでも、いつまでも見送っていました。
ふぅ~、今日は結構ツッコミどころが少なかったけど心に傷が…………(´;ω;`)ウッ…
「心の傷を治すには、好きな本を読んだり、自分よりもつらい経験をした人の話を聞くと良いですよ!!」
えっ?????
「それと、ネガティブな感情の状態が収束するのには3ヶ月程度を要するのでゆっくり休むと良いかと」
(ʘ言ʘ╬)
お ま え が
俺に傷を負わせたんだろ(怒)!!!!!
「怒りを押さえる方法は」
もういい!! 辞めだ辞めッ!
俺はもう休むッ
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
少しでも楽しんでいただけた方は☆やブックマーク、
応援を入れていただけると励みになりますので、よろしくお願いいたします!
☆♡ください(願望)
(´Д`)(´Д:;.:.:;.:.(´:;…::;.:.:::;..
変えたほうがいい表現などがあったらコメ欄に書いてくれると嬉しいです。
コチラ、私が書いてる作品
「外れスキル『
https://kakuyomu.jp/works/16817330667976952233
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます