第2話 旅先でも変わらぬ母親の性(さが)
憂鬱なパッキングを終え、目的地まで無事に到着。高速道路が空いていたので助かった!八歳の娘は長距離移動に飽きやすいのだが、今日は比較的ご機嫌に過ごせた。
今は宿泊するホテルのベッドの上でゴロゴロしながら文章を書いている。窓の外には、少し紅葉がかった山々が連なり、曇っているが広大な空が見える。まさに天国。
が、旅先でも母親とは変わらないものである。
《子の腹を満たすこと》
《子の健康を維持すること》
こちら、子育て二本柱と言ってもいいだろう。母親にとって、これは性(さが)である。
朝・夕バイキングプランなのだが、バイキングだと好きなものに偏る。
娘の好きなものを考えると、基本的にお皿の上は茶色になる。(ハンバーグ・唐揚げ・焼きそば…)
プラス、うどんにフライドポテトといったところであろうか。
圧倒的に野菜が足りない。
これから訪れる夕飯の時間は、おそらく私の「もっと野菜を食べなさい。」から始まるのかもしれない。
旅先くらい良いじゃないかという気持ちもありつつ、母親の性である子育て二本柱は強靭なのである。
世のお母様方、私の気持ち分かって下さるかしら?
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