第7話
過保護だなレオとハル。
真ん中に挟まれて取り合いされてるノアちゃんは、気の毒なような、幸せな悩みなような…、なんと表現したら良いのやら。
「俺ら調度噂してたんだよ!ノアちゃんの!」
「ほぇ?あたしですか?」
噂のノアちゃんが現れてテンションが上がった俺たちはさっきまでの会話をそっくりそのままレオたちに話した。
みるみるうちにレオとハルの眉間にシワが寄って行く。
話しが終わる頃には、レオとハルは警戒心MAXの表情で何も言わずにノアちゃんの手を引いて部室を出て行った。
「ノア、もうjack dowの事は忘れろ」
「え?」
「jack dowなんて始めからいなかった。ノア、そういう事にしようね」
「え?え?」
遠ざかって行く声。
目に入れても痛くないノアちゃんの中から、俺たちの存在を消し去ろうとする声。
俺たちの心がヒュッとしたのは、言うまでもない。
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