第6話

「「「ノアちゃん!!!」」」




感激にも似た感情で声を上げる俺たちに、レオとハルは訝しげに眉を寄せた。




「なんだ…?お前ら…。近くの楽器屋に行く用があんだけど、いつもついつい長居しちまってコイツ退屈させちまうんだよ」



レオに頭をポンとされたノアちゃん。



「ノアを退屈させたら可哀想だと思って、カラコーの前を通ったら部室にお前らが見えたから子守りしてもらおーかと思ったんだけど」



そんなレオから引き離すように、ハルはノアちゃんの腰を抱き寄せた。

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