第2話 ソラの架け橋
物語のはじまりは
バスのなかから覗く大きな虹でした
幼いわたしはそれが消えゆく様を
ずっと眺めていました
コノセカイとわたしが繋がれた
最初のキヲク
********************
*はじまりの虹*
一瞬で瞳を奪われた彼方の
追いかけても追いかけても
届かない其処には
望むすべてがある気がして
小さな掌で空を仰いだ
何もなかった世界が光を纏った
耳心地のいい高鳴りと
アスファルトを蹴る車輪がリンクして
はじまりの合図を鳴らす
無機質な個体にドロシーが微笑む
この先に待つ未来を愛せるようにと
降り続いた大地にいま
約束のしるしがかかる
2024.10.29
********************
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます