第2話:謎のUSBとエロパンツ。

ある日のこと行方不明の親父から僕宛に小包が届いた。


「おぼっちゃま・・・スケベなお父様から小包が届いてます」


彩葉いろはが僕の部屋に小包を持って来てくれた。


「ありがとう彩葉・・・スケベは余計だよ・・・はい小包ちょうだい?」


「そろそろチューする時間です」


「え?チュー?・・・・まじで言ってる?」


「はい、いたって真面目」


「だけどさ・・・小包・・・・」


「じゃ〜ハグは後でいいですからチューだけね」


で、僕は彩葉とチュってキスした。

だけどイロハは僕の頭を抱えこんでめちゃディープなキスをした。

彩葉の唾液が僕のクチの中に入って来るんだ。


なんでいつもディープキスなんだよって思うけど可愛い子とキスなんて願っても

無いことだから絶対拒否なんかしないけど彩葉とキスした僕は塩をかけられた

ナメクジみたいにいつも腑抜け状態になってしまう。

彩葉のクチビルは柔らかいし、めちゃ甘い極上カスタードクリームみたいだ。


腑抜け状態からなんとか立ち直って彩葉から小包を受け取った僕は紙包みを

解いて箱を開けてみた。

そしたら女性モノのレースだらけの赤いエロパンツが一枚入っていた。


楽◯ショッピングモールで見たことある・・・セクシーランジェリーとか

ナイトランジェリーとかって呼ばれてるスキャンティーってので、夜エッチ

する時、相手の女性に履かせるパンツだよな。


「なんだこれ、なんでこんなもの・・・これ僕宛じゃなくて彩葉にだろ?」


「おぼちゃま宛になってますけど・・・」

「それに私、そんなエロッちいパンツ履かないですよ、いつもノーパンだし・・・」


「ほれ」


そう言って彩葉はスカートをめくった。

おう〜たしかに・・・今日もパンツ履いてない。


パンツ履かないと下の口から風邪ひくぞ、って思った僕は、せめてパンツくらいは

履くよう彩葉に言った。

でもそれじゃ俺が興奮しないだろって言うから、僕はむしろパンツ履いててくれた

ほうが興奮するって言ったら、彩葉は次の日からパンツを履き始めた。

なんとしても僕の興奮度を確かめたいみたいだ。


一平はどっちかって言うとノーパンよりパンツ履いててくれたほうが好きみたいだ。


さて僕は親父から送られてきたその派手なパンツを持って広げてみた。

そしたらパンツから何かがカーペットの上に落ちた。


「あ、なにか落ちました」


そう言って彩葉は落ちたモノを拾って僕に手渡してくれた。

わはは〜なんて可愛いお手々・・・あ、そっちじゃなかったか・・・。


なにかと思ってよく見たらそれは一個のUSBだった。


女性モノのレースだらけの赤いエロパンツはUSBを隠すためのカムフラージュ

だったみたいだ。

スケベな親父らしい演出。

さてその役目を終えたエロパンツ・・・。


「このパンツ捨てるのももったいなからとりあえず取っておこうかな・・・」


「おぼっちゃま、そのエロっちいパンツ履くつもりですか?」


「なわけないだろ?・・・僕はそう言う趣味ないから・・・よかったら彩葉に

あげるよ」


「せっかくですけど私、綿のパンツしか履かないことにしましたから」


「綿に固執しないほうがいいよ・・・たまには新しいものにもチャレンジしないと」


「そうですね?・・・じゅあ〜もらっておきます」


「彩葉は素直でいい子だね」


次の日、派手な赤いパンツは僕の知らない間にヤフオクに出されたみたいだ。


つづく。


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