第2話 暗威


 周辺に存在する四つ村を統べる悪魔が居る。


 悪魔はガーゴイルを含めた様々なゴーレムを作成する能力を有しており、それによって自分の軍団を作り上げている。

 悪魔は結界によって環境を変化させ、曇りの続く天候と枯れた大地を作り出している。枯れた土地で採れる作物は村人から反逆の力を奪い、彼等はこの二十年間その隷属から解放されていない。結界には出入りした者を感知する能力もあり、それによって村人が外に助けを求められないようにしている。


 しかし、最近村に訪れた別の魔術師が村人にある一つの魔術を授けたという。

 曰く『異世界より勇者を召喚する魔術』であるそれの発動を感知し、彼等はこの周辺を治める悪魔より派遣されてきた。

 というのがガーゴイルの説明だった。


「なるほど、その魔術の影響によって我々は突然ここへ呼び出されたという訳ですね」


 ガーゴイルに、地球では見たこともない自然環境。悪魔。魔術師。魔術。結界。ゴーレム。

 もはや疑う余地はなかった。少なくとも、ここは我々の知る時間軸に存在する地球ではなく、現状の材料では確かに『異世界』と呼ぶのが最も適当な場所であると。


「その魔術師はどうなったのですか?」

「すでに殺しました」


 ッチ。生きていれば我々に発動した魔術の詳細を得ることもできただろうに。


「ではその魔術を授けられた村人というのは?」

「それは我等の主の元へ連行しています。今は監獄できつい拷問にかけられているかと……」


 その村人なら何か知っているだろうか?


「ロア、どうしてその魔術っていうのを気にするの? やっぱり帰りたい?」

「いえ、その召喚の魔術が我々にどのような変化を与えているか分かりません。世界を移動させる〝だけ〟と考えるのはやや早計かと。まずはその村人から魔術について知っていることを聞き出し、我々の身体に異常がないのかを確かめるべきだと考えています」

「そういうこと……よかった」


 そもそもガーゴイルという彼等と会話できること自体が異常だ。

 全く見知らぬ異世界ならば、彼らが僕等と同じ言語を発声する意味が分からない。ならばその召喚の魔術とやらに何か仕掛けがあるのかもしれない。

 もしそうならば、言語の疎通以外にもなんらかの仕掛けが我々の身体に施されている可能性も捨てきれない。


 しかし『村』か……輝夜様のお召し物や食事としてキチンとした物を提供できるかやや疑問だ。

 やはりその村から税として様々なものを徴収しているであろう『悪魔』の方を狙うのが確実。


「ではガーゴイルさん、案内お願いできますか?」

「分かりました」

「ロアく……さん」

「〝くん〟で構いませんよ、咲良さん。クラスではそう呼んでいただいておりましたし、敬語も必要ありません」

「でも……」


 そう言いながら咲良さんはチラリと輝夜様に視線を向ける。

 ジッと咲良さんに視線を向ける輝夜様の横顔はいつも通り神々しい。


「いいです。このままで」

「そう仰らず、殺そうとしたことをまだ恨んでおいでですか? しかしこの世界に来てしまった以上我々は協力するべきだと思います。咲良さんの知識はなにかと役立ちそうですし」

「だけど、そのなんて言いますか……」

「敬語は不要です」


 そう言いながら手袋をはめ直すと、咲良さんはブンブンと首を縦に振った。


「う、うん! ありがとうロアくん!」


 まるで脅えるような表情で僕と輝夜様を交互に見る彼女の姿は確かに……


「咲良さんは、小動物的で可愛い……ですね」

「は?」

「ごめんマジでほんとにその褒め方やめて!」


 む。輝夜様がそう仰られたのだから貴女が可愛いというのは絶対的な事実だ。それを拒否するなんて不敬……ほら、輝夜様も訝し気に僕等へ視線を送られている。


「う、嬉しいんだけどね? ほら私照れるからさ、ね? ね? お願い……」

「……なるほど、そういうことなら申し訳ありませんでした」

「うん。全然大丈夫、だよ……」

「それで、何が御用だったのでは?」

「あぁそうだった。本当に悪魔って奴のところに行くの?」

「えぇ、情報も物資もそこへ行けば手に入るでしょう」

「それはそうだと思うけどさ……えっと、もし勝てなかったらどうするの?」



 ◆



「着きました」


 森を抜けた先にあった茶色の大地が広がる荒野にそれは存在した。西洋風の城のような外観をした、本来なら高貴な人間が住んでいるであろう立派な建造物だ。

 しかし、全くと言っていいほど人の気配がしない。物語風に言うならば、騎士や貴族や王様がこの城にいてもおかしくはないだろう。

 だが、この城には門番すら存在していなかった。


「二十年前までこの辺りを治めていた領主の城の跡地です」

「悪魔やゴーレムの軍勢がいるのではなかったのですか?」

「我等の主の造った拠点はこの地下に広がっています」

「なるほど」

「もしかして〝ダンジョン〟とか?」

「そうです。この地下には我々の主の創り出した迷宮が広がっています」

「なんですそれ?」

「何……なんだろ……? 作品ごとに異なるっていうか……」

「我等の主が大地から魔力を吸い上げるための仕組みです。その影響でこの辺りの自然環境も変化しているのです」

「なるほどね。そういう設定か……割とあるあるだね……」


 城を拠点にしている訳ではなく、その地下に新たな拠点を作ったということらしい。

 それよりも気になるのは空を飛行する見たこともない奇妙な鳥だ。

 群れの移動ように偽装されているが、この城の上空を旋回し続けている。

 おそらくは監視……ということは既に我々の存在は悪魔に露呈している。


「どうするの? 中に入る?」

「いえ、おそらくそろそろ……」


 言い終えるより前に城門が開いた。

 確かにこの城に人の気配は全くしなかった。しかし生物ではない、ただ動く物の気配は大量に感じていた。


「なっ……」


 咲良さんが唾をのむ。現れたのはガーゴイルの軍勢、その数は優に百を超える。更に先ほどの三匹とは違い、槍や剣や盾や弓によって武装している。

 しかし不思議なことはそれだけではなく、まるで意志など持っていないかのような彼等の規則的な動きだ。


「あの、ガーゴイルさん……」

「バカ共が、くたばりやがれ!」


 そう言って片翼のガーゴイルはその軍勢の方へ走り去って行った。こっちには感情がある。なのにどうして軍勢のガーゴイル達はこうも無機質なのか……


 おそらくは偵察役や村への交渉役以外には感情が与えられていないのだろう。戦わせることだけを想定するのなら確かにその方が効率的だ。

 本当に人形ゴーレムと呼称することが適当であると感じる不可思議の存在であり、造られた存在のようだ。


「お二方ともお下がりください」

「ロア……私がやるよ」

「輝夜様? しかし……」

「だめ? 少しムカムカするの」

「いえ、この僕が輝夜様の決定に文句などあるはずもございません」

「ありがとう」


 コン、コン、コン……と下駄を鳴らして輝夜様は前へ進んで行く。長い黒髪を揺らし、純黒の瞳で対象を見据え、ゆっくりと、優雅に。


「大丈夫なの? 暗納さん一人で」

「何を言っておられるのですか?」


 世界最高の暗殺一族。平安時代よりずっと、絶えることなく暗殺だけを生業としてきた『暗納家』。その所以は英才教育だとか、何かの技術を独占しているだとか、そういう常識的な理由ではない。


 有無を言わず、ガーゴイルの群れは輝夜様に襲い掛かる。その全身を群れで取り囲み、武器を突き出し、遠方から矢を放つ。


「暗納さん!!」


 そして――次の瞬間には、彼等は皆一様にバラバラの石片と化す。数センチ、中には数ミリのものもある。そこまで細かく割るということは、輝夜様もそれだけガーゴイルを警戒しているということだろうか。


「何が起こったの?」


 暗納家の姫だけが持つ特異な力。その存在を隠匿し生存を許される代わりに、暗納家という人知を超えた異端の一族は地球の全てを取り仕切る影の支配者達から暗殺者の位を授かった。


「暗納家には女性しか生まれないのです。そしてその当主の娘には決まって【闇威あんい】という不思議な力が宿る。そうして生まれた何人かの当主候補の中で最も殺害に特化した能力を持つ者が当主に選ばれるのです」


 故に暗納家こそが世界最強の暗殺一族である。

 故に暗納輝夜様こそが最強の暗殺者である。


「闇威……?」

「そうですね。例えば輝夜様のお姉様は『見るだけで生物の動きを停止』させたり、輝夜様の妹君は『影の中に潜って移動』したりしていました。過去には生まれた瞬間に母親を焼き殺した赤子なんてものも居たらしいですよ」

「っ……」


 けれど、そんな赤子ですら輝夜様に比べればずっとマシな部類だ。何せ母親は灰燼に帰してその姿はもう残らないのだから。


「……じゃあ暗納さんの闇威はどんなものなの?」

「一言で言えば【切断】。輝夜様が触れたあらゆるものを切断することができる。それが輝夜様の闇威……異能と呼ぶ他ない特異体質です。憶えがあるのでは?」

「お父さん……」


 目の前で輝夜様に触れられ首を落とされた実の父親。その姿を思い出したのだろう。彼女は顔を青ざめさせ口元を抑えた。


 そうしている間にも輝夜様とガーゴイル達の戦いは動いている。

 ガーゴイル達は輝夜様の能力を警戒し距離を取って弓矢で攻撃を試みているようだ。

 しかし輝夜様に飛来する矢の雨は全て〝切断〟され叩き落される。輝夜様の肌に傷をつけるには至らない。

 そして、輝夜様はコンコン、と地面を下駄先で二度ほど叩く。

 その瞬間、弓を射ていたガーゴイル達の首に亀裂が走り、首から上が地面に吸い込まれるように落下していく。


「え? 触ってないのに……」

「あぁそれは輝夜様が生まれつき持っていた力。今はもうずっと成長して、その範囲は間接的な物にも及んでいます」

「成長……するんだ……」


 大地を伝い切断範囲が拡張されたその最大射程は50m強に及ぶ。


 一歩、輝夜様が進めば一列のガーゴイル達の首が落ちる。

 二歩、輝夜様が歩めば二列のガーゴイル達の首が落ちる。


 それを見たガーゴイル共は翼を揺らし飛行を始める。


「どうするの? 飛んだら間接的にも触れられないんじゃ……」

「心配は無用です」


 方法も、歩みの速度にも、変化はない。輝夜様はただ歩む。そうすれば空を舞うガーゴイル達の首が落ち、機能を失ったガーゴイルは地面に落下していく。


「なんで?」

「空気ですよ。輝夜様と同じ空気に触れている。だから届く」


 他にも光や音を辿ることでも輝夜様は切断を届かせることができる。ようするに、輝夜様の視界内かつ50mの圏内であれば〝どこの誰でも確実で即座に〟輝夜様は相手を殺すことができる。


「咲良さんは輝夜様を何度か心配されていましたよね? 実際に見てどうですか? 貴女の知識と照らし合わせて、輝夜様に心配は必要でしょうか?」

「いや……」


 黒髪の大人しそうな少女がただ歩くだけで周囲の首が刎ねる。その光景を目にすれば、大抵の人間は恐怖に顔を染め逃げ惑うか命を懇願するのが常である。

 しかし今回の敵はおよそ感情というものを持ち合わせているとは思えないガーゴイルという怪物。彼等は命令を実行する機械のようにただ弓を放ち続けた。


 己の首が落ちるその瞬間まで、彼等は矢を番える手を止めることはなかった。


 見える全てのガーゴイルの首が落ち、彼等の身体は地に伏する。


「輝夜様、お見事です」

「ありがとう、ロア。でも、まだだよ」


 輝夜様はそう仰られ、城の上空へ視線を移す。旋回する鳥の群れの中に一匹。遠近感で誤魔化してはいるが、明らかにサイズの大きな個体がいる。

 ガーゴイルが全滅するのを確認しその鳥はどんどんこちらへ近づいてきた。


 輝夜様の前方の空中に対空し、その距離は輝夜様から55mを保っている。


「ククッ……クハッ……」


 怪鳥は流暢な発声で声を漏らす。同時に身体が内側から蠢きはじめ姿が変貌していく。

 全身を覆う紫色の体毛。猿に似た形をし長い尻尾と背に翼を携え、猫のように頭上に尖った耳を持つ。これも、地球では見たこともないような生物だ。


「本物の悪魔……」


 確かに、伝承で描かれる悪魔のような姿にこの生物は酷似している。

 だからこそおかしい。何故、異世界で地球の伝承にでてくるような生物が生存しているのか。


「まさかこの俺様の……大悪魔ズーパ様の軍団をこうも容易く壊滅させるとはな。しかし俺はガーゴイル共の千倍強いぞ?」


 俺様の軍団……つまりあれがここの『悪魔』という訳か。ということは、あれを殺せばここは手に入る。それにしても自分で『大悪魔』と名乗るのか?


 とはいえ確かに……ガーゴイルとは雰囲気が違う。

 数多の殺人鬼や暗殺者や軍人を見てきた経験から言えば、感じられる殺傷への自信が異様なほど強い。


「輝夜様……ご助力を許可いただけますでしょうか?」

「必要ない」

「クハッ、娘……お前は石化して俺様のコレクションに加えてやる」


 言いながら悪魔は手を頭上へ掲げた。

 瞬間、三メートルを越える炎でできた球体が現れ、手を下ろすと同時にそれが輝夜様へ放たれる。


「少し寒かったから、ありがとう」


 真っ二つに切断された炎の塊は、輝夜様の左右を通り抜け地面を焦がす。

 なんだ……あの力……暗威? いや、まさか……


「お前の射程は分かっている。距離を保てばお前の魔術は俺様には届かない。そして、俺様はこの距離から一方的にお前を攻撃し続けられる」


 ガーゴイル達は城を守るという役割を持っていた。

 だからそれ以上後ろには下がらなかった。

 しかしあれがあの城の主というならば城への被害など度外視で下がりながら攻撃してくるだろう。確かにその方法なら輝夜様の『切断』は届かない。


 それにしても『魔術』か……


「それ、だけ?」


 暗黒を、深淵を、絶望を、体現するようなその瞳を向けて、輝夜様は静かに告げられる。まるで玩具に飽きてしまった童女のような、そんな声色で。


「じゃあ、もういいや」


 悪魔の首が落ちる。

 輝夜様がそう思考するだけで、容易く命は落下していくのだ。


「一応聞くけどさ、あの悪魔の人、射程見切ってたみたいなのにどうして?」

「輝夜様の50mの射程は斬撃を発生させることができる範囲です。そして斬撃の最長範囲は50m。つまり範囲ギリギリに斬撃を発生させ、それを最長に伸ばした場合、輝夜様の射程は合計100mです」


 50mの絶対領域。そして100mの攻撃可能領域。

 それが輝夜様の暗威の性能。


「この程度で俺様が、死ぬかァ!!」


 それでも悪魔は立ち上がった。

 首を落としても死なないとは……。声は落ちた首から出ているのに、身体は別個に動いている。やはりこの世界の生物は異常で危険だ。

 しかし、輝夜様のお力はそれでも尚、最強である。


 上空に生成され飛来する炎も、氷も、雷すらも、輝夜様は悉くを切り裂いて、その刃は悪魔の身体へ届く。

 直接切断を発生させるのに比べて若干のラグが存在するが、それでも不可視無音の斬撃だ。回避するのは武の達人であっても容易なことではない。


「グッ! 何故だ!? 俺様が感知できん魔術だと!?」


 一度斬撃に縫い留められればもうそれはカカシと変わらない。連続する斬撃の嵐によってズタボロにされるだけ。

 腕が上がらなくなるまで。足が踏み出せなくなるまで。翼が羽ばたかなくなるまで。手足の健が、指先が、血管が、耳が、鼻が、唇が、体毛も皮膚もすべて削ぎ落とされ、周囲の大地を緑の血液で汚し尽くし……それでも……


「クク……調子に乗るなよ小娘……」


 まだ、声を出せるか……


「ここはくれてやる。だが、お前は必ず殺して……いや、生きたまま俺様のコレクションに加えてやる」


 大地に堕ちた悪魔へと、輝夜様が歩みを進める。その距離は50mを保っていない。体内より発生する斬撃によって両手両足が切り落とされ肉体がパーツに分解され、更に肉片に分解されていく。

 そうしてようやく、悪魔は動きを止めた。


「どうやらあれも人形の一つだったようですね」

「うん」

「え、そうなの?」

「普通は逃げると思いますよ。あそこまでボロボロにされたら。けれどあれは自分の命を使って輝夜様の手札を引き出そうとしていた。姑息で賢明な相手です」


 だから満身創痍でも輝夜様を挑発するような物言いをやめなかった。

 輝夜様の暗威は相手にバレた程度でどうにかできるようなものではないが、しかしあの悪魔が使っていた『魔術』については少し調べた方が良さそうだ。

 どうやら召喚やゴーレムの作成に限らず攻撃的なものもかなりの数あるようだし、存在する魔術の効果よっては輝夜様が危険に陥る可能性もある。


「咲良さん、魔術ってどうすれば覚えられると思いますか?」

「んー、勉強するしかないんじゃないかな? 本とか読むか、誰かに習うか。まぁ才能がないと絶対に使えないって設定も結構あるけど」


 どちらのパターンか、もしくはそれ以外か。

 それを知るにしても確かに本や人を使うしかないか。


「なるほど、ここに来てから咲良さんには助けていただいてばかりですね。本当に感謝していますよ」

「……」

「え? あ、うん。ありがと。ゼンゼン気にしなくてダイジョブー」


 チラチラを輝夜様へ視線を向けながら、咲良さんはたどたどしく話している。おそらく彼女も今の戦闘で何かを感じ取り、これからの計画の算段でもつけているのだろう。

 こういう状況に詳しいようだし、出し抜かれないように注意する必要がありそうだ。


「ガーゴイル! 出てきなさい!」

「はい! なんでございましょう!?」


 敬礼のような姿勢を取りながら片翼のガーゴイルが飛び出してくる。

 知性があるのならその行動も読みやすい。悪魔が負けないか心配で、僕等の死ぬ瞬間を見ないと安心できなくて、きっとこの辺りで覗きをしていると思っていた。


「案内、お願いしますね?」

「はい!」

「では中に行きましょうか」

「えっ……」

「ロアくんなんで私の横歩くの!? ねぇ本当になんで!?」

「お気になさらず」

「無理だよ! 殺す気?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

世界最強暗殺一族異世界召喚 水色の山葵/ズイ @mizuironowasabi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ