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第1話」への応援コメント


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    【わたくしが超辛口の感想をつけたい自主企画】への参加ありがとうございます。
     主催者です。

     では早速、感想をば。と思ったのですが……

     はっきりと申します。1万文字、読むことができません。
    「頑張ればなんとか把握できる文章」「頭になかなか入ってこない文章」「頑張っても理解できない文章」が多く、読み進めることが困難です。1万文字に至ることができませんでした。

     なのでストーリーやキャラには触れません。

     まずは文章力を鍛えてください。読みやすく、わかりやすい文章を目指してくてください。

     以下は私が、この作品の出だしを再構成したものになります。

     何かの参考になればさいわいです。

     ーー―――ー―

    秋の某日。

    だらだらと休日を浪費していたケンジは、あるオカルト系のまとめ動画に目を留めた。

     見出しはこうだ。

    『山彦の呼び声!Y県の山奥で謎の古墳発見される!?』

     もうこの時点で、ペテンの香りがぷんぷんだ。

     普段なら間違いなく見ないフェイクニュースだ。だが、ケンジは思わず動画を再生した。サムネイルのスケッチに、既視感のあるサインを見つけたからだ。

     その動画は、とあるブロガ―が『牧丘の桃源郷』と呼ばれる場所に行った際のレポートを紹介するものだった。

     投稿者は褐色肌の男で、やれ『集団ヒステリーと地殻変動の謎』だの、やれ『南極に聳え立つ巨大な山脈と古代のロマン』だのというオカルト臭い題材を動画で取り上げていた。

    しかも、動画の最期はいつも、

    「信じても信じなくても、あなたの中に真実はある!」

    なんていうアニメキャラもびっくりの頓智気なセリフで締めるのだ。

     そんな彼でも、視聴者からは『石油王』というあだ名を付けられていて、オカルト界隈では有名な人物らしい。

    ケンジは、動画内に出てきたブログバナーを見て、思わずシークバーを止めた。モザイクがかかっているが、学生時代に友人だったマオのサイトで同じものを見かけた気がする。

     検索すると案の定だ。マオがつづった、最新の記事がヒットした。

     以下にマオが書いた記事の一部を引用する。

    『――ついにこの日が来たんだって思いました。
    自分みたいなしょうもない引きニートでも、大空へ飛び立てるんだって。夢を見ても良いんだって!』

     次の記事ではこうだ。

    『――自殺しようと思ってある山に登ったら、美しい展望台と、見たこともないぐらい大きな古墳があった。そこにいた人々は私を優しく出迎えてくれて、心の準備ができたらまたおいでと言ってくれた』


     ……記事は、活路を見出したマオの――社会不適合者の、輝かしい希望の文言で溢れていた。

     ブログの中のマオは、まるで学生時代に戻ったかのような勢いだ。

    ケンジはマオの変貌を信じられずにいた。

     あの楽しい大学生活から一転して、社会人一年目にして全てを投げ出してしまったマオの、惨めな姿や身勝手な言動は、思い出すだけでも嫌な気分になる。

    ――あんなにミジメな奴だったのに、今では人気ブロガーかよ。

     それは嫉妬だろうか、憤りだろうか。それとも自分より下だと思っていたやつが、成功しているのが許せないからか。ケンジは衝動的な思いつきで、マオの実家を訪ねる事にした。