第8話 爆速美女と野獣

 ベルは強引に迫ってくるガストンを避け、爆速で城に突入した。城主は野獣だったが、ベラは元々「それ系」の男性が好きだったので、問題なく結ばれた。

 結ばれたら呪いが解けて野獣は「それ系」ではなくなってしまったのだが、それはそれでイケメンではあったので、大した問題ではないと考え、末永く幸せに暮らした。


 ガストンは「俺だってどっちかといえば『それ系』じゃん」と考えなくもなかったが、ちょっとした好みの違いとかがあったのだろうから如何ともしがたく、また古今東西、誰かがモテてるからって「俺だって」とか言ってしまう男がモテることはまず無いし、そもそも原作には存在しないキャラなので、仕方なく瞳にドクロのサブリミナルをたたえながら奈落へと落ちていった。

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