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2024年10月25日 13:11 編集済
自主企画【私が超辛口の感想をつけたい自主企画】にご参加ありがとうございます。さっそく読ませていただきました。まず文章力についての感想……ややひっかかるところがありますが、普通に読めます。この作品は文章力のうまさや詩的な表現を重視したものではないとおもいますので、蛇足かもしれませんが、気づいたことを書かせていただきます。①読みにくいところが多い②一段落がながい③表現がくどいかもといった感じです。では例をあげていきますね――――― 川沿いの道を進んでいると、【近くにあるマンションから一筋の光が自転車に乗っているぼくを照らしていた。】 ➡ちょっとわかりにくいかも。理解できるけど、するっと入ってこない文章。 視線を向けると、そこには一人の男性がピストルを持ち、こちらに標準をあわせていた。むろん、本物ではなく、玩具であるのだろう。日本において、一般人がピストルを持つことを許されていない。【何も恐れることはないのだ】 ➡説明不足かも。話のながれがスムーズでない。ただ、もしも本物のピストルであったら、ぼくは殺されることになるかもしれない。ピストルを打たれたことを想像すると、ぼくは不安になってしまった。ピストルで撃たれたら、ぼくは自転車から落ちることになるだろう。【ピストルで撃たれたら、】 ➡このフレーズの繰り返しが目立つ。後方から【背中から】地面に落ちてしまうのか、意識をなくして自転車に寄りかかり蛇行をしながら倒れることになるのか、自転車に絡まりながら、ぼくは地面に叩きつけられるのか、そんなことを考えていた。【もしかしたら、ピストルの威力により吹っ飛んでしまうのかもしれない。ピストルで撃たれたら、いったい、ぼくはどうなってしまうのだろうか。いや、ピストルに撃たれたとしても、ぼくは死ぬことはないのかもしれない。距離があるから、急所に当たることはなくて、激しい痛みを感じているだけかもしれない。】 ➡すこしクドく思います。ダイエットしてもいいかも。 そう思うと、ぼくは携帯電話を握り締めていた。【もし撃たれたとしても、】救急車を呼んだら、助かるのかもしれない。 しかし、ふと思う。 ピストルを撃つにしても、一発だけではないのかもしれない。そうなったらぼくは助かることはないのだろう。しかし、そんなことはわからない。相手次第である。判断できない。きっと、ピストルで撃たれることになったら、どのような結果になるか、誰であっても理解することができないだろう。こんな時代であるのだから、ぼくは生命保険のことでも考えるべきかもしれない。気が付くと、ぼくは不安になっていた。どうしても死にたくないと思っていた。きっと、普通のことなのだろう。人間であり、理性を持っているからこそ、生理的な欲求であるのかもしれない。誰であっても、このようなことを思うはずである。とはいえ、あのピストルは贋物であるはずだ。何も恐れることはない。それに、ぼくは目的地まで行かなくてはならなかった。ぼくは自転車を走らせていた。きっと、不安なことなんて起こるはずがないのだ。そう思うと、ぼくはマンションの下を通り抜けていた。その時、ぼくの胸に真っ赤な花が咲いていることに気が付いた。➡段落をわけて読みやすくしてはどうでしょう? ゆっくりと、自転車が川の中に落ちていった…。―――――私なりにこの作品をアレンジさせていただきました。何かの参考になれば幸いですではれっつごー!――――― 川沿いの道を進んでいると、自転車に乗っているぼくを一筋の光が照らした。近くのマンションからだ。視線を向けると、そこにはピストルを持った一人の男。その照準は、しっかりと僕に合っている。もちろん、玩具だろう。ここは日本だ。一般人がピストルを持つことなんてまずない。何も恐れることはないのだ。――ただ、もしも本物のピストルであったら?ぼくは殺されることになるかもしれない。ピストルに撃たれる姿を想像すると、ぼくは不安になってしまった。もし撃たれたら、ぼくは自転車から落ちることになるだろう。背中から地面に落ちてしまうのだろうか。意識をなくして、自転車にもたれかかったまま、すこしだけうねうねと進んでから倒れることになるのだろうか。それとも、自転車に絡まりながら、地面に叩きつけられてしまうのかもしれない。――いや、もしかしたら、ピストルの威力により吹っ飛んでしまうのかもしれない。……ぼくはどうなってしまうのだろうか。 そこまで考えて、僕ははたと気づく。撃たれたからといって、死ぬと決まっているわけじゃない。あの男と僕のあいだには距離がある。急所には当たらないだろう。激痛にのたうちまわるかもしれないけど、死にはしないかもしれない。そう思ったぼくは、スマホを握り締めていた。すぐに救急車を呼んだら助かる。 しかし、ふと思った。撃つにしても一発だけという保証なんてない。2発、3発と撃たれたら、助かりっこないではないか。いやいや、そんなことはわからない。相手次第だから、判断できない。どんな結果になるか、誰に予測することはできないだろう。――気が付くと、ぼくは不安になっていた。どうしても死にたくない。誰にでもある根源的な欲求だ。と、そこまで考えたところで、ぼくはふふんと笑った。ただの思考遊びはおしまいだ。男のピストルはどうせ偽物。何も恐れることはない。それに、ぼくはさっさと目的地まで行かなくてはならないのだ。これは日常の一コマだ。特別なことなんて起きやしない。ぼくはマンションの下を通り抜ける。――あ。僕は気づいてしまった。ぼくの胸に――真っ赤な花が咲いていることに。ー―――――――――――ーいかがでしょうか。参考になれば幸いです。次にキャラとストーリーについてですが、この物語は少年?青年である「ぼく」が、日常のなかで、ふと正か偽かという事象に遭遇して、あらゆる可能性をいささか神経質に考えた結果、結局は常識的な考えに落ち着いた。……けれど、結果は?という構造になっていると思います。作者さまとしては①意外な展開を読者に提示したい②思索にふける少年の内面を文章化したい③日常に潜む怪異的なものを伝えたいと思っておられるのではないかと思いますが、おおむね、その意図は伝わっております。ただ、平坦な印象がぬぐえません。起承転結があればもっといいものになるのではないかと思います。(「銃と思ったのは実は、〇〇だった」「実は銃を持っていたのは僕だった」)みたいな意外な展開を差し込めば、もっとエンタメ性がでて読者にとって面白いものになるのでしょうか。ショートはやはりひねりが大事と思います。
作者からの返信
ありがとうございます!!
編集済
自主企画【私が超辛口の感想をつけたい自主企画】にご参加ありがとうございます。
さっそく読ませていただきました。
まず文章力についての感想……
ややひっかかるところがありますが、普通に読めます。この作品は文章力のうまさや詩的な表現を重視したものではないとおもいますので、蛇足かもしれませんが、気づいたことを書かせていただきます。
①読みにくいところが多い
②一段落がながい
③表現がくどいかも
といった感じです。
では例をあげていきますね
―――――
川沿いの道を進んでいると、【近くにあるマンションから一筋の光が自転車に乗っているぼくを照らしていた。】
➡ちょっとわかりにくいかも。理解できるけど、するっと入ってこない文章。
視線を向けると、そこには一人の男性がピストルを持ち、こちらに標準をあわせていた。むろん、本物ではなく、玩具であるのだろう。日本において、一般人がピストルを持つことを許されていない。
【何も恐れることはないのだ】
➡説明不足かも。話のながれがスムーズでない。
ただ、もしも本物のピストルであったら、ぼくは殺されることになるかもしれない。ピストルを打たれたことを想像すると、ぼくは不安になってしまった。ピストルで撃たれたら、ぼくは自転車から落ちることになるだろう。
【ピストルで撃たれたら、】
➡このフレーズの繰り返しが目立つ。
後方から【背中から】地面に落ちてしまうのか、意識をなくして自転車に寄りかかり蛇行をしながら倒れることになるのか、自転車に絡まりながら、ぼくは地面に叩きつけられるのか、そんなことを考えていた。
【もしかしたら、ピストルの威力により吹っ飛んでしまうのかもしれない。ピストルで撃たれたら、いったい、ぼくはどうなってしまうのだろうか。いや、ピストルに撃たれたとしても、ぼくは死ぬことはないのかもしれない。距離があるから、急所に当たることはなくて、激しい痛みを感じているだけかもしれない。】
➡すこしクドく思います。ダイエットしてもいいかも。
そう思うと、ぼくは携帯電話を握り締めていた。【もし撃たれたとしても、】救急車を呼んだら、助かるのかもしれない。
しかし、ふと思う。
ピストルを撃つにしても、一発だけではないのかもしれない。そうなったらぼくは助かることはないのだろう。
しかし、そんなことはわからない。相手次第である。判断できない。きっと、ピストルで撃たれることになったら、どのような結果になるか、誰であっても理解することができないだろう。こんな時代であるのだから、ぼくは生命保険のことでも考えるべきかもしれない。気が付くと、ぼくは不安になっていた。どうしても死にたくないと思っていた。きっと、普通のことなのだろう。人間であり、理性を持っているからこそ、生理的な欲求であるのかもしれない。誰であっても、このようなことを思うはずである。とはいえ、あのピストルは贋物であるはずだ。何も恐れることはない。それに、ぼくは目的地まで行かなくてはならなかった。ぼくは自転車を走らせていた。きっと、不安なことなんて起こるはずがないのだ。そう思うと、ぼくはマンションの下を通り抜けていた。その時、ぼくの胸に真っ赤な花が咲いていることに気が付いた。
➡段落をわけて読みやすくしてはどうでしょう?
ゆっくりと、自転車が川の中に落ちていった…。
―――――
私なりにこの作品をアレンジさせていただきました。
何かの参考になれば幸いです
ではれっつごー!
―――――
川沿いの道を進んでいると、自転車に乗っているぼくを一筋の光が照らした。
近くのマンションからだ。視線を向けると、そこにはピストルを持った一人の男。その照準は、しっかりと僕に合っている。
もちろん、玩具だろう。ここは日本だ。一般人がピストルを持つことなんてまずない。何も恐れることはないのだ。
――ただ、もしも本物のピストルであったら?
ぼくは殺されることになるかもしれない。ピストルに撃たれる姿を想像すると、ぼくは不安になってしまった。
もし撃たれたら、ぼくは自転車から落ちることになるだろう。背中から地面に落ちてしまうのだろうか。意識をなくして、自転車にもたれかかったまま、すこしだけうねうねと進んでから倒れることになるのだろうか。それとも、自転車に絡まりながら、地面に叩きつけられてしまうのかもしれない。
――いや、もしかしたら、ピストルの威力により吹っ飛んでしまうのかもしれない。
……ぼくはどうなってしまうのだろうか。
そこまで考えて、僕ははたと気づく。撃たれたからといって、死ぬと決まっているわけじゃない。あの男と僕のあいだには距離がある。急所には当たらないだろう。激痛にのたうちまわるかもしれないけど、死にはしないかもしれない。
そう思ったぼくは、スマホを握り締めていた。すぐに救急車を呼んだら助かる。
しかし、ふと思った。
撃つにしても一発だけという保証なんてない。2発、3発と撃たれたら、助かりっこないではないか。
いやいや、そんなことはわからない。相手次第だから、判断できない。どんな結果になるか、誰に予測することはできないだろう。
――気が付くと、ぼくは不安になっていた。どうしても死にたくない。誰にでもある根源的な欲求だ。
と、そこまで考えたところで、ぼくはふふんと笑った。ただの思考遊びはおしまいだ。男のピストルはどうせ偽物。何も恐れることはない。
それに、ぼくはさっさと目的地まで行かなくてはならないのだ。これは日常の一コマだ。特別なことなんて起きやしない。
ぼくはマンションの下を通り抜ける。
――あ。僕は気づいてしまった。
ぼくの胸に――真っ赤な花が咲いていることに。
ー―――――――――――ー
いかがでしょうか。
参考になれば幸いです。
次にキャラとストーリーについてですが、
この物語は少年?青年である「ぼく」が、日常のなかで、ふと正か偽かという事象に遭遇して、あらゆる可能性をいささか神経質に考えた結果、結局は常識的な考えに落ち着いた。……けれど、結果は?
という構造になっていると思います。
作者さまとしては
①意外な展開を読者に提示したい
②思索にふける少年の内面を文章化したい
③日常に潜む怪異
的なものを伝えたいと思っておられるのではないかと思いますが、
おおむね、その意図は伝わっております。
ただ、平坦な印象がぬぐえません。
起承転結があればもっといいものになるのではないかと思います。
(「銃と思ったのは実は、〇〇だった」「実は銃を持っていたのは僕だった」)
みたいな意外な展開を差し込めば、もっとエンタメ性がでて
読者にとって面白いものになるのでしょうか。
ショートはやはりひねりが大事と思います。
作者からの返信
ありがとうございます!!