第14話 初体験(心編)
男物のパンツをはくのは初体験。一生で一度あるか、ないかというレベルの貴重な経験をしている。
放置されたままのパンツは、履き心地はいいとはいえなかった。これを履くくらいなら、昨日から履き続けている下着のほうが断然いい。
履き心地は悪いけど、気分は絶賛上昇中。好きな人のパンツは、身に着けているだけで幸せになれる。
彩羽は疲れているらしく、深い眠りについていた。多少の揺さぶりくらいでは、起きてこないものと思われる。
告白した女性と生活しているにもかかわらず、取り乱す様子はまるでなかった。女の扱いに長けているのだとすれば、恋愛経験のないものにとって、不安を感じさせる。
恋愛はタイミングといわれるけど、機を逸してしまったのかな。そうならないために、告白をOKすればよかったなんてことにならなければいいけど。
過去は変えられないけど、未来はきっと変えられる。ポジティブ思考を取り入れることで、自らを奮い立たせていた。
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