第191話

「そ、そうだね」

「はいろ」

「カウンターで大丈夫です」

「食べよー」


店員さんに案内され

横一列に5人すわる


ハヤトくんたちの席はご座敷で靴を脱ぐスタイル


ななめ後ろで離れてるしカウンターなら姿を見ないで済む



ミヤビ、なっつん、マユちゃん、私、ヒロちゃんの順番で並んですわる


私たちは悩むことなく豚骨ラーメンと餃子にして注文を待つことにして辛子高菜が取り放題だから


「辛子高菜いる人いる?」

「ほしい!」「ウチはへいき」

「じゃ、とってるねー」

「ランランウチもいくー」


ヒロちゃんと席をたち辛子高菜を取りに向かう


小皿に高菜を4皿のせて2人で持って帰っていると


「ほっぺた平気?」


不意に聞こえてきたハヤトくんの声に条件反射でみてしまう


ハヤトくんはまっすぐに私をみてほっぺに貼ってある絆創膏を指さした


「いたくない?」


お前のせいでついた傷だよ

睨み付けるだけつけて何も話さずカウンターに戻った


チッとヒロちゃんは舌打ちをして私の隣にすわる


「·····ランラン、カエルだよー」

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