第135話

振り向くとリンカが立っていた…


「そんな驚くなって…」



「いきなり後ろから話しかけられたら驚くよ」

「びっくりしたぁー」


「ははっまーわざとだけど」


「やめてよもう…」


心臓にわるいって…

リンカにこうやって話しかけられるのは

多いけど慣れないから


「あれ?イチハラくん

こんな時間に登校?」


「あーうん、さっき来たばっか」


「おそっ」

もうお昼だよ

遅刻とか休みとか一番多い気がする



「イチハラくんって遅刻とか多いよね

寝坊?」


「バイトしてるから

.......それより、昨日タクと揉めたんだって?」


「もう聞いたんだ…」


「うん、タクがハヤトに怒鳴って

修羅場だったって」


「修羅場って…

あのあとそんなことが…」

「へー

ランカとタクトくんが話したあとそんなことが」


「タクがハヤトを怒鳴ったって聞いた

俺いなかったからみてないけど


…もうあきらめたら?

違う男いったって誰も文句言わないよ」


「ハヤトくんのことは諦めるつもりなんてない

ずっと好きでいたい

友達でいることもやめないよ」


「はは、ほんとしつけー

すげーな拒否権って


でも、ハヤトは友達やめる気だよ」



やっぱりそうくるか···

コウちゃんをとるよなハヤトくんは

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