第8話

「こーのポンコツ!!」


教室に戻ると、一部始終をみていたマユちゃんが私に喝を入れる


「すいません」


「一言くらい、いえっての

驚かせてごめんねーとか

ありがとうとかさー」


「だっていきなりで、かっこよくて·····言葉なんてでてこないよ」


「·····ばか。ほんとばか」


「あっでも、飲み物分かったよ

ファンタ飲んでた!!!」


彼の好きなものリストにメモらないと


「·····そんなのどーでもいーよっ」


「うっ…でも、ちょっとは近づいたと」


「ぜんっぜん!」


そんなはっきりといわなくても



「はぁ。ほんとしょーがない

あ、タイミングよく…ケイトーちょっときてー」


「あ!!そ、その方は」


いきなり廊下にむかって

歩いてた人に声をかけよる


廊下のまどに手をおいてマユちゃんがその方と話す


「おう、エビマヨじゃん

なんかよー?」


「エビマヨはやめろ·····ちょっとまって

ランカーおいで」


私を窓まで来るように手を招く



行っていいの?


その方は彼の友達の1人、先程の6人の中の1人


ケイトさんですよ!



「あんたさー仲良いよねハヤトくんと」

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