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第2話

校舎の3階、窓からみえるのは喧嘩してる人たちだ


昨日もしていた喧嘩をしているあの人は本当に楽しそうだ


相手を殴って蹴って蹴られて…そしたらまた殴って·····その繰り返しの喧嘩のどこがたのしいのだろう


ようやく最後の1人がふらっと倒れると、この日の喧嘩は終わりを告げた


喧嘩をしたいと思うことはないけれど、あの人の喧嘩は見ていて楽しい。観客を楽しませる喧嘩だった



「うん。今日もかっこいい」



私はそんな喧嘩ばかりするあの人に恋をしている

喧嘩だいすきな不良の部類に入る人だけど、彼の周りはいつもきらきらしている

そんな彼が大きな口をあけて笑う姿に私は心底心酔してるのだ



私は今日の勇姿をケータイに収めるためにカメラを向けた

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