第40話

ハヤトくんたちはユウジンの持つバイクに夢中

スイレンたちはバイク通学だったことをはじめてしって、私たちも驚いていた


「いつかったん?」

「いーな、それ…」


「あー…お嬢が買ってくれたんす」



あれ?タクト、ハヤトくん、ケイトくん、リュウにシュウくんだけだ。リンカがいない


キョウヤさんがここにいるってことを知って逃げたな。リンカに



「あーそーだ。スイ…おもしれーこときーたんだった」


キョウヤさんが思い出したようにスイレンに話しかけた



「…なに」


「なにをですか…だろうが」


嫌そうに眉をしかめるスイレンの顔が見えた


「……いくよ…ゆ」

「ヒュウガミズキ」




…え…?




思いがけないことばに大きく目を見開いた


なんでそれを…キョウヤさんが



日向水木ひゅうがみずきって…ハヤトくんとタクトの故郷で、昔ハヤトくんが電車での人身事故を見たときの駅の名前


だから当然ハヤトくんもその言葉が気になるのか聞こえたその言葉に反応をみせた


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