第37話



下駄箱で靴を履き替え、校門を出た瞬間私たちは声を揃えて言った



「「「あっ」」」


私たちの視線の先には黒の四角い車

真っ黒ジープさんが止まっている



「…裏から帰ろ」


なっつんはそういい、反対へ進み始めたけれど

「なーにいってんの!」

「ナツ~挨拶はしないと」

「早かったねーまだ、3日しかたってないのに」

「連絡こなかった理由きかなきゃ」


なっつんの腕をつかみ引き留めた


「いーよ、べつに…」


なっつんに鬼のよーに連絡するといっておきながらキョウヤさんは連絡をしなかった


‘するきないなら、ケータイかえろとかいうな’…なっつんは怒っていた



いそがしかったんじゃとおもったけど、何はともあれとりあえず、なっつんをつれキョウヤさんのところへ



「キョーヤさーん」「おひさでーす」

「ナツ逃げようとしてたんで、捕まえときました」


「逃げてないし」


キョウヤさんは私たちをみて、なっつんを視界に捕らえうっすらと微笑んだ


「逃げんなよ…ナツキ」


わお


呼び捨てですやん


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