第35話
行為を終え、倉庫から教室に向かっていく
ハヤトくんと手を繋ぎたいけども、どーせ繋いでくれないのがわかってるからいうことなく
話を軽くしながら歩いていく
渡り廊下をまがったすぐは視聴覚室
その前の廊下に差し掛かった瞬間
ドアに寄りかかり、寝てるのか座ったまま動かない
頭に巻いてる手ぬぐいを目元に持ってきてるから寝てるのかどうかわからない
「…あれ?…ユウジン?」
「ほんとだ…寝てんのかな?」
3年の廊下に1年がいることもあり、違和感満載
それに視聴覚室だし…中はいればいいのに
スイレンの付き人であるユウジンがスイレンといっしょにいないことにも違和感がある
ユウジンに近づき、声をかけることに
「…ユウジーン、寝てる?」
「……ん、ふぅー…あ、カンザキさん…と…」
いままで寝てたのか…よくここで寝れたね
目元の手ぬぐいを上にあげ、私とハヤトくんをみてぼーっとしてる
「ランカです」
「ども…」
「ははっここで寝てたんだ…スイレンさんは?いねーの?」
「あー…お嬢なら、こんなかに…」
「ユウジンも中入ればいーのに…ここ3年の廊下だから1年いたら絡まれんぞー」
「別にいっすよ…それ以上に今は中に暴れ馬が暴れ鬼に」
『誰が鬼よ!!!』
「「!?」」
中からスイレンの怒鳴り声が聞こえた
「…まぁ、こんな感じっす」
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