アイビーリーグ 上

第11話

なっつんとキョウヤさんの出会いは私が入院していた病院の食堂で

私のお見舞い帰りに食堂にて昼ご飯をたべていた時、なっつんはそこでもたくさん食べていたらしい…┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「…ナツ、病院なんだからすこしは減らせば？」

「あははっナツはよくくうねー」

「腹減ってるときはとことんたべるって決めてんの

それにランカが退院したらこれなくなるし」

「にしても、限度ってもんが…

なんでそんなに食べて太んないの？」

「んー…ちゃんとだすもんだしてるから」

「ランカがいたら、なっつんは健康だねーってあははって笑ってくれるもん」

「ははっランランはなっつんこれもたべてって差し出すから」

『お前がなっつんか』

スーツ姿の2人の男性がこちらをみてる

「え、だれ…？」

「あの人ランカのお見舞いにきてた」

「…なっつんは…ランカがつけたあだ名で…」

『へぇ…きいてたとおりよく食うやつだな』

「そなの？俺は初めてきーたよ。そんな話してた？」

『ニシがべろべろに酔ってたときに、ランカが言ってた』

「え、ランカが？…な、なにを」

『…浮気上等男に片想いしてる健気なやつなんだってな』

「「「！？」」」

「…はあ⁉、はは…いや、いやいや片想いしてない、けど」

『…』

「ほんとに！シュウのことはなんとも…終わってるし、あんなクズ好きなやつとか」

「ナツ…名前」

「はは…ナツ、ランカがごめん」

『…んなことはどーでもいーな

ランカはおまえのこと一番かわいくて大切なともだちだってとも言ってたぞ』

「…はぁ」

『次、会ったときは飯でもおごってやるよ。じゃーな。ガキ』

「ははっ自己紹介くらいしてこーよー

…じゃーね、女子こーせー諸君」

「「「…。」」」

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これがなっつんとキョウヤさんの一度めの出会い

そして、2度目は私が退院する前日で

なっつんが学校からの帰り。みんなとわかれた後、コンビニに立ちよった時だった

籠の中に夕飯のあとのデザート、ストックする分、今食べる用をどんどん詰めていく

『おー…なっつん』

「ん？…あ…ど、ども」

『…大漁だな…そんなに食えんのか』

「まーこれくらいなら余裕で…デブっていいたいんですか？」

『いや、その逆だ。もっと食わせたくなる』

「は、はぁ…」

『そんな固くなんなよ…ランカを見習え

アイツ、あーみえて肝が座ってるから俺に臆することなくずけずけと』

「いやいや、うちは…その…ご、極道の人と面識ないんで…そりゃあ…ね」

『ふーん…なら、飯でもいくか。奢るっつったしな…』

「いえ、結構です」

『俺が行くっつったら行くんだよ

ちょーどいい、今から行くか…なあ？なっつん』

「それ、やめてください…名前ちゃんとあるんですから」

『名前は？』

「……じ、ご、ご自身から…名乗ってください」

『それもそーだな。キョーヤ…九頭龍京也

だ。で？お前は？』

「…矢野　魚月（なつき）」

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そして、そのまま二人はご飯を食べに行ったんだって…

この話をきいて私はほんと…

それからしばらくしていきなりキョウヤさんからなっつんの連絡先教えろといわれたときは心底おどろいた

その後教えた私になっつんは怒ったけど…

私としては二人は相性抜群だと思ってる